監察府「カムチャルブ」の役割
ドラマ『トンイ』に登場する監察府「カムチャルブ」とはどんな機関なのでしょうか?
監察府「カムチャルブ」とは、内人(ナインと呼び、宮廷女官の事)を取り締まる部署としてドラマに登場します。
いわば、女官を対象とした事件の捜査や解決を目的とした宮廷内の警察のようなもので、内命婦(ネミョンブ、即ち、王族の女性や女官も含めた宮廷内の女性の総称)の一員である女官達の不正や風紀を乱す行為を、監督・調査する部署として捉えられています。
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しかしながら、監察府は実在しなかったとも言われています。とは言え、朝鮮王朝の宮廷内に渦巻く陰謀や事件を次々に解決していくという役割の部署もあった方が、歴史ドラマを一層楽しく観賞できると言う事で「堅い話はナシ」で良いではありませんか…
内命婦(ネミョンブ)の責任者は誰?
さて、内命婦(ネミョンブ)は誰が統括したのか?と言う事ですが、韓国歴史ドラマでは中殿(チュンジョン)即ち王の正室である王后(ワンフ)が、その統括にあたると言う設定になっています。(ちょっとややこしいですが、王后は、王妃[ワンビ]と称されることもあります)
ドラマ『トンイ』では、粛宗(スクチョン)の正妻であるイニョン王妃が内命婦の統括責任者であったという事になります。
関連用語
*西人派が仁顕王后、チャンヒビンが南人派であったと言われています。
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