監察府の試練
ついに、監察宮女となったトンイでしたが、監察府(カムチャルブ)の内部では奴婢だったトンイを受け入れようとはせず、チャン尚宮の推薦とあって大妃(テビ・粛宗の母)も反発していました。
しかし、内命婦の長である中殿(王妃)がトンイを監察宮女とすることを承諾した以上、覆すことはできないでいました。
そこで、監察府のユ尚宮は定期試験の規律によってトンイを追い出そうと企むのでした。
監察府ではこの試験によって成績が悪い者は内人(ナイン=女官)の資格を失う規律だったのです。
事情を知らないトンイは言われるがままその試験を受けますが、試験の課題は、トンイが読んだこともない書からの出題でした。
その頃、粛宗はトンイが宮人になることで自分が王であることがばれてしまい以前のように気軽な間柄でなくなることを寂しく思っていました。
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チャン尚宮(チャン・オクチョン=チャン・ヒビン)の推薦で監察府の女官に任命されたトンイですが、周囲からは猛反発を受けています。
厳しい修練を経て女官となった監察府の人たちは、奴婢からいきなり女官に抜擢されたトンイが許せなかったのでしょうね。
しかし、粛宗からトンイの事を頼まれたイニョン王妃が任命書を撤回しないと明言すると、内命婦の長としての命令には逆らえず皆は渋々それに従うしかなかったのです。
内命婦と言うのは宮廷の女官や王室の側室達の事で、日本で言えば大奥が近いでしょうか。
そしてそれを総括するのが王妃の役割だったのです。
もっと、詳しく知りたい方は以下の関連記事でまとめていますので、ご覧になってください。
監察府の定期試験で、ユ尚宮の悪だくみに嵌まりピンチに陥ったトンイですが、果たしてこの危機を乗り越える事ができるのか?
一方、トンイの宿敵となるチャン・ヒジェ(オクチョンの兄)が、捕盗庁に任官されて宮廷に戻って来ますが…
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