傷心のトンイ、宮廷を出る
粛宗(スクチョン)が駆けつけた時には、トンイはすでに自分の罪を全て自白した後でした。
トンイは罰を甘んじて受ける覚悟でいましたが、トンイを放せない粛宗は、トンイを罪に問えと訴える重臣や儒生の声にも耳を貸しません。
そしてある夜、王子を見に行ったトンイは、王子の様子がおかしいのに気づくのです。
王子は麻疹に侵されていたのでした。
懸命の治療を施しても病状が好転しない王子は、ついに命を落としてしまうのでした。
王子を失い苦しむトンイは、もう自分を手放してくれと粛宗に頼むのでした。
トンイなしで生きて行けない粛宗でしたが、自分が苦しむ姿を見たくないというトンイのために、トンイを宮廷から追い出す決定を下すのでした。
そうして宮廷を去り、外の暮らしも落ち着いた頃、トンイは粛宗の子を身ごもっていることに気付きます。
元気な王子を生んだトンイ。
粛宗にクムと名づけられたその子は、トンイが願ったように正義に溢れ元気にたくましく育っていました。
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