王子クムの成長
息子のクムが誕生してから7年の月日が過ぎようととしていました。
驚くことにクムは7才に満たないのにすでに「大学」や「中庸」を独学で習得するほど秀れた才能を持っていたのでした。
それを知ったトンイはクムに危険が及ぶのを案じて、そのことを隠そうと決心します。
そして雲鶴という優れた学者にクムの教育を頼みますが、朝廷に関連する者には教えないという雲鶴は頼みに応じません。
しかし、あきらめるトンイではありませんでした。
ある日のこと、寺小屋からの帰り道、賎民の子から宮廷での会食に行けると聞いたクムは、賎民の子を装い宮廷に入り、父親に会おうとしますが、見つかってしまい追い出されてしまいます。
その夜、宮廷の近くで父親に会えず泣いているクムを、たまたま、お忍びに出ていた粛宗(スクチョン)が見つけます。
その子がわが子だと知った粛宗は心を痛めるのでした。
次の日、粛宗は寺小屋の前でクムにを待ち伏せします。
そして、いたずらを仕掛けたクムの同級生たちをクムと粛宗が一緒に懲らしめたのでした。
スポンサードリンク
スポンサードリンク