チャン・オクチョンと蝶の鍵飾り
トンイはチョンスから自分もトンイの父も兄も反両班組織、剣契(コムゲ)だった事実を知らされます。
チョンスはそこで生き延びたトンジェらと合流し捕らえられた同志を助け出す作戦を練るのでした。
そのために必要な火薬を調達に一緒に行ったトンイはそこで、先日暗殺された宮廷の高官イクホンが最後に見せた同じ合図をする女官に出会います。
それは粛宗王の側室になる予定の張玉貞(チャン・オクチョン、後のチャン・ヒビン)でした。
彼女が落とした蝶の鍵飾りを拾ったトンイですが、合図のことは聞けずに別れてしまうのでした。
そんな頃、チョンスは、生き延びて剣契を再起するよう命令した首長の言葉を破り同志を助けに向かいます。
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トンイは都を離れようとしていましたが、父が処刑されると知ります。
一方、チョンスたちによって逃走を図ったトンイの兄トンジュと父ヒョウォンは死んでしまいます。
父と兄、そしてチョンスまでも死んでしまいトンイは1人ぼっちになってしまうのでした。
第3話でついにトンイの宿敵「チャン・ヒビン」(張禧嬪、禧嬪チャン氏)が登場します。
チャン・ヒビンは粛宗の側室から一時は王后までのし上がる女性で、仁顕王后(イニョン王妃)を讒言により宮廷から追放し辛酸をなめさせます。
仁顕王后の後釜に座り王后となりますが、ほどなくトンイ(イニョン王妃派)の活躍で失脚、側室の禧嬪(ヒビン)に降格されます。
チャン・ヒビンと粛宗の間には男子がおり、この王子は後に景宗(キョンジョン)として第20代国王に即位しますが、生来病弱だったため、在任わずか4年で崩御しています。
また、チャン・ヒビンは、張緑水(チャン・ノクス)、鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)と並び、朝鮮三大悪女のひとりとして後世に知られる人物でもあります。(チョン・ナンジョンは同じくイビョンフン監督の作品「オクニョ~運命の女~(原題:獄中花)」にも登場します)
※ 以下の記事で何故、チャン・ヒビンとイニョン王妃が激しく戦ったのか、その理由と背景を説明しています。
※ ご参考までに、別の視点からトンイとチャン・ヒビンの関係を捕えた記事もあります。
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