濡れ衣
トンイの父であるヒョウォンは一連の両班殺害は反両班組織、剣契(コムゲ)の仕業でないと明かすために朝廷の動きを探ります。
そこで南人(ナミン)の怪しい動きを見つけ、捕盗庁(ポドチョン)従事官のソ・ヨンギに伝えます。
イクホンを始め南人の首長格の両班を殺害したのは、同じ南人のオ・テソクだったのです。
イクホンの最期に立ち会ったトンイはカバンにあった牌札を見つけ、ヨンギに届け出ます。
そのことで剣契の仕業ではないと思い始めたヨンギは粛宗(スクチョン)と親交のある父に協力を求めるのでした。
そして粛宗に事実を伝えるためヨンギの父が出向きます。
それを知った、オ・テソクはヨンギの父を殺害し、その罪も剣契に被せるようとするのです。
父の反対を押し切って問安婢に行ったトンイは、チョンスに連れられ都から避難しようとしていましたが、父が人殺しとして連行される姿を見てしまうのでした。
南人派のオ・テソクは、同じ南人のライバルだったイクホン殺害への嫌疑を逃れるため、捕盗庁ソ・ヨンギの父を口封じのために殺害したのでした。
さらに、剣契(コムゲ)に罪をなすりつけたオ・テソクは、剣契一党の捕縛を命じトンイたちにも危険が及んでいたのです。
兄と慕うチョンスと逃亡する途中、兵士に捕まり連行される父の姿を見かけたトンイの心は張り裂けんばかりだったに違いありません。
これが、父ヒョウォンとの別れになるとは思いもよらなかったでしょう。
逃げる途中、チョンスとも生き別れたトンイの孤独な戦いが始まるのです。
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