photo by: http://www9.nhk.or.jp/kaigai/toni/
トンイとは…ハン・ヒョジュ主演、視聴率30%台を記録した人気歴史ドラマ
朝鮮王朝第21代国王英祖の生母であるトンイこと淑嬪崔氏(スクピンチェシ)の少女時代から王子・延仍君(ヨニン君、英祖)を王として育てるまでを描いた作品です。
トンイは、2010年3月22日から2010年10月12日まで韓国MBCにて、全60話で放送され人気を呼んだ歴史ドラマです(NHKでも放送されました)。
日本でも大変人気の高い韓国時代劇のひとつで、『トンイ』は何度も再放送されているドラマ。
韓国MBCで2010年に初めて放送されて以来、本当に長い間韓ドラファンに愛され続ける人気ドラマとなっています。
トンイを演じる主演女優はハン・ヒョジュ。
2005年のデビュー以来、数多くの主演を経験、美しさと演技の実力を兼ね備えたスター女優です。
粛宗(スクチョン)役のチ・ジニ、王子・ヨニン君役の子役イ・ヒョンソクがドラマを盛り立てる
一時期視聴率が落ち込む時期もありましたが、「宮廷女官チャングムの誓い」でおなじみの人気俳優のチ・ジニが演じる粛宗や、子役のイ・ヒョンソク君が演じる延仍君(後に英祖となる)の登場で視聴者たちの興味を呼び戻し、月火ドラマのトップの座を奪い返しました。
平均視聴率は23.0%で、他のライバル番組を大きく上回る視聴率で全国に『トンイ』旋風を巻き起こした話題の作品です。
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トンイ懐かしのシーン
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トンイのあらすじ概略
突然天涯孤独となった少女トンイ
貧しいながらも幸福な生活を送っていた少女トンイは、ある日、父と兄が陰謀に巻き込まれて突然家族を失ってしまいます。
罪人の子として追われる身となったトンイは、父と兄の無念を晴らそうと陰謀の真相を探るため下働きとして宮廷に潜入、その明るい人柄と頭の良さ、真っ直ぐな性格から周囲の人々に愛されます。
チャン・ヒビンとの出会い
宮廷では運命の女性でライバル、チャン・オクチョン(後のチャン・ヒビン)と再会…その後は激しい女の戦いを演じる事に。
美しい娘に成長したトンイは、監察府(カムチャルブ、宮廷の女性達を取り締まる機関)の女官に抜擢され活躍するなか、父を冤罪におとしいれた一派の陰謀を暴いていきます。
王子クム(延仍君、ヨニン君)の母として
時の王、粛宗(スクチョン)は街で出会ったトンイを愛するようになり、のちに側室として迎え入れ王子クムをもうけます。
その後も、数々の苦難がトンイを襲いますが、多くの人々に支えられ危機を乗り越えて行くのでした。
王子クムことヨニングンは賢い王子に成長しトンイの死後、名君として知られる英祖(ヨンジョ)となっていきます。
トンイも、卑しい身分の出でしたが、王の生母として側室では最高位の淑嬪(スクピン)に叙せられる事になるのです。
晩年、トンイは宮廷を出て弱者である貧しく卑しい人々を慈(いつく)しみ、彼らの味方として暮らしていきます。
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※(全話のあらすじ一覧へ)
2011年4月から、NHK-BSプレミアムで放送開始
韓国では、既に放送が終了していますが、2011年にはNHK-BSプレミアムで、その後NHK総合テレビで、2013年1月20日(日)から再放送されました。
民放でも度々再放送が行われています。
韓国時代劇の巨匠、イ・ビョンフン監督が監修
韓国歴史ドラマ『トンイ』は、李氏朝鮮時代第21代王・英祖の生母で、粛宗の後宮であった庶民出身の淑嬪崔氏トンイの波乱万丈の人生をドラマ化した作品です。
トンイは、韓国歴史ドラマの巨匠で、『宮廷女官チャングムの誓い』や『イ・サン』を手掛けた、ヒットメーカーのイ・ビョンフン監督が監修しました。(その他代表作:ホジュン、サンド-商道、ソドンヨ-薯童謡)
主な出演者
ハン・ヒョジュ |
イ・ソヨン |
チ・ジニ |
パク・ハソン |
ぺ・スビン |
キム・ユソク |
主演のトンイには、大ヒットドラマ『イルジメ』『華麗なる遺産』への出演でブレイクし、一気に人気女優となったハン・ヒョジュが、イ・ビョンフン監督に抜擢されました。
トンイの相手役、粛宗は、ドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』のミン・ジョンホ役で日本でも大人気になったチ・ジニが演じています。
また、後に英祖となる「クム」ことヨニン君役には子役のイ・ヒョンソク君の演技が可愛らしく、ドラマにほのぼのとした感じを与えてくれ評判になりました。
ドラマ『トンイ』の見どころ
主人公トンイが、その明るく強い心で、さまざまな事件や困難を乗り越えていく様を描く歴史娯楽大作です。
天真爛漫な少女時代を送っていたトンイが突然愛する冤罪で父や兄を失い天涯孤独となる境遇は見ていてとても可愛そうです。
それでも、父や兄に着せられた濡れ衣を晴らそうと大胆にも王宮に紛れ込む道を選ぶトンイの正義感の強さがまず印象に残ります。
抱いた信念を実現して行く中で、トンイが発揮するお転婆ぶり、聡明さと周囲の人々をつい巻き込んでしまうひたむきさ、そして思いやりが心を打ちます。
こうしたトンイの生き方に粛宗は思わず引き込まれ、トンイを側室に迎えるのですが、可愛い息子クム(ヨニン君、後の英祖)の母として側室の最高位 "嬪" の称号を与えられるのです。
クムの母親として慈愛の心を持ちながらも厳しくしつけを行う賢母としての側面も見ものです。
トンイの教えを受けた英祖は聖君として民に愛されました。
全60話と言うロングランドラマですが、飽きを感じさせません。時に感心したり、ハラハラドキドキだったり、悔しい思いをしたり、ほのぼのしたり…と様々なシーンが楽しめます。
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