トンイ 第44話からドラマに登場するトンイの息子クムこと延礽君(ヨニングン)。
苦難の続くトンイの明るい光的な存在です。(クムという名前は、漢字の昑(クム)で、明るい光という意味です。誕生したときに父王の粛宗より授けられました。)
少年時代のクムを演じるのは子役のイ・ヒョンソク君…。2000年9月生まれの17歳です。(2017年現在、トンイ出演時は10歳)
ドラマ、トンイで2010年 MBC演技大賞子役賞を受賞した演技派の本格的子役です。
さて、この延礽君(ヨニングン)は、ドラマの中で兄であり、トンイの宿敵チャン禧嬪の子である世子(セジャ、世継ぎ)と仲睦まじい様子を見せてくれます。
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母親たちの熾烈な女の戦いをよそに、お互いをいたわり、かばい合う姿が微笑ましくもあり、後に訪れるチャン禧嬪の悲劇を考えると、ある意味いたましくもあります。
クムこと延礽君(ヨニングン)とは
延礽君は後の英祖(ヨンジョ、朝鮮21代国王)となります。
兄である景宗(キョンジョン)の死後、1724年に王位を継いだ国王です。
李氏朝鮮王朝の王様の中で最も長生きした王と言われ、在位期間はなんと52年間もあったそうです。
この英祖は、ドラマ『イ・サン』にも登場する『正祖(チョンジョ)=イ・サン、第22代国王』の祖父にあたり、本人もドラマに登場しています。
母親・トンイの形見の指輪をイ・サンの側室となるソンヨンに渡す場面は印象的でした。
景宗(キョンジョン)とは
粛宗の長男であり、チャン禧嬪(ヒビン)の息子で、第20代国王、延礽君の異母兄にあたります。
朝鮮王朝の正式な世継ぎ、世子(セジャ)時代から大変聡明であったと伝えられているようです。
ドラマ『トンイ』の中では、母親たち(トンイとチャンヒビン)の激しい争いの中で、弟の延礽君を兄としてかばい続ける優しい兄として描かれています。
父親である粛宗の崩御に伴い1720年に王位につきますが、わずか4年で病没したといわれています。
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