トンイの墓にはいくつかの謎が隠されているとの噂が語られることがあります…。
トンイの墓は王の生母としては遠い場所にあり他の王族たちとは隔離されている、粛宗と一緒に埋葬されていない、ライバルのチャン禧嬪の墓は粛宗が眠る陵内にあるのに何故…等などです。
今回は、なぜそのような噂が語られるのか、すこし考察をしてみたいと思います。
トンイが眠る昭寧園(ソリョンウォン)とは
トンイはソウルの北、京畿道 坡州(パジュ)にある昭寧園(ソリョンウォン)に埋葬されています。
ドラマ『トンイ』の最終回で、成人したヨニン君、第21代国王・英祖(ヨンジョ)が、叔父と呼ぶチャ・チョンスと一緒に亡き母・トンイを忍ぶシーンで有名な場所ですネ。
ところが、トンイが眠る昭寧園(ソリョンウォン)は朝鮮王族が眠る陵墓からはちょっと離れた場所にあるのです。(ソウル中心部から20kmほど離れた坡州市 広灘面 霊場里 267に位置)。
多くの王族の墓がソウルの東側や西側に位置しますが、昭寧園は北朝鮮との国境に近い北側に位置しているのにです。