チャンム・ヨル(張武流)(チェ・ジョンファン)
チャンム・ヨル(張武流)は、トンイが子供の頃に暗殺された注1司憲府(サホンブ)高官のチャン・イクホンの息子。
勅使から、王命により注2漢城府(ハンソンブ)の庶尹(従四品相当)として都に戻ります。
チャン・ムヨルは、周囲からは公平な人物と思われていましたが、実は心に野望を抱く野心家で、損得勘定で動く策謀家でした。
そんな彼の本質を見抜いたチャン禧嬪(ヒビン)は、ムヨルを仲間に引き入れ、自分を裏切ったオ・テソクを排除する為に『彼の父親を殺したのは剣契(コムゲ)ではなく、同じ南人の重臣オ・テソクだ』と打ち明けます。
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ムヨルはヒビンから事の真相を聞かされ驚きますが、それを利用し今後はオ・テソクを自分に仕える犬にしようと企むのでした。
こうして禧嬪の協力者となったムヨルは、トンイを共通の敵としていくのです。
注1:司憲府(サホンブ=官僚の違法行為を監督する機関)
注2:漢城府(ハンソンブ=王宮のある漢城・城砦都市の行政・治安維持と防衛を司った国王直属の官庁)
ドラマの中でのチャン・ムヨル
こうして、チャン・ヒビンの庇護のもと兵曹参判(従二品)にまで昇格し、トンイを陥れようと画策を続ける人物です。
チャン・ヒビンが毒を賜り無くなった後も、ヒビンの子である世子を王位につける為、あらゆる手を使ってトンイを排除しようとします。
その後、粛宗が譲位を考えている事を知り、粛宗の留守を狙って宮廷内の兵力を掌握、宮廷を去るトンイに世子暗殺をはかったという濡れ衣を着せようとしますが、計画を事前に察知したトンイによって陰謀を暴かれ、ついに捕えられることに。
捕えられ断罪されたチャン・ムヨルは死罪となってしまうのです。
チャン・ムヨル役を演じるチェ・ジョンファンのプロフィール
チャン・ムヨル役を演じる「チェ・ジョンファン」は、1965年9月24日生まれの俳優。
183cmの堂々とした長身で大学教授と言う肩書をもったユニークな俳優でもあります。
ベテラン俳優らしく、数々のテレビドラマに出演し、歴史ドラマの大作にも顔を出しています。
1994年のテレビドラマ「セヤ・セヤ・パランセヤ」でデビュー。
代表的な歴史ドラマ出演作としては、『女人天下』 (01年 - 02年、SBS)、『淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)』 (06年 - 07年、SBS)、『済衆院』 (2010年、SBS)、『トンイ 』(2010年、MBC)、『チャクペ(相棒)』 (2011年、MBC)、『階伯(ケベク)』(2011年、MBC)、『クアム・ホジュン(亀厳許浚)』(2013年、MBC)
参考記事
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