ソリ(雪姫)(キム・ヘジン)
ソリ(雪姫)は、平安道義州(ウィジュ)で妓楼を営む妓生(キーセン)で、トンイが危機に陥った時、何かと助けてくれる頼もしいチャンスメーカーのお姉さんとしてドラマに登場します。
妓生(キーセン)とは、朝鮮王朝時代に外国からの使節、王朝の高官の接待や、宮中の宴会などで歌曲や舞踊を披露する女性達のことです。(身分制度上は奴婢階級、詳しくは後で説明します)
ソリ(雪姫)は、剣契狩りで危機に晒されたトンイをかばい、宮中の掌楽院(チャンアゴン)へもぐり込めるよう手配をしたり、大人になってからも「ここぞ」と言う時にトンイを救ってくれます。
また、トンイの幼なじみで後年、剣契のリーダーとなるケドゥラを庇護する立場でもあります。
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ドラマの中でのソリ
剣契(コムゲ)であったトンイの兄「チェ・ドンジュ」を慕う女性で、ドンジュが働いていた掌楽院(チャンアゴン)に出入りをしていた時、ドンジュと知りあったという設定です。
トンイとの最初の出会いは、思い人であったドンジュが陰謀による剣契狩りで命を落とすあたり。
チャ・チョンスからトンイを都から逃すよう頼まれていたソリは養子縁組をして幼なじみのケドゥラと共にトンイを都から避難させようとします。
しかし、トンイのたっての願いで彼女を宮廷に送り込むことに。(第4話)
再会は、トンイが成長し監察府(カムチャルブ)の女官となった後。
チャン・ヒビンの兄、ヒジェの刺客によって重傷を負い、ピョン商会に救われた平安道義州(ウィジュ)での事。
清との密約を結ぼうとするヒジェの陰謀を暴く手助けをします。(第25話辺り)
次は、幼なじみで、今は剣契のリーダーとなり、復讐に燃えるケドゥラが側室を暗殺しようとトンイだと知らずに襲うあたり。(第41話あたりから)
ソリの人物像
妓生は、一牌(イルペ)、二牌(イペ)、三牌(サムペ)という3つのランクに分けられていました。
最上級の一牌(イルペ)は、妓生学校を卒業し、宮中で官卑として働いていたようです。
彼女達は外国からの使節や政府の高官を相手に歌曲や舞踊を披露したり、接待役を務めた為、詩歌や音楽などの高い教養を身につけていたと言われています。
ソリ(雪姫)の場合、ドラマの中の様子からすると一牌(イルペ)ではなかったかと推測されます。
余談ですが、韓国歴史ドラマには妓生出身の女性を主役とした作品も少なくありません。
朝鮮3大悪女の一人「チョン・ナンジョン」を主人公とした『女人天下』、ミョンウォル(明月)こと「ファン・ジニ」を主人公としたドラマ『ファン・ジニ(黄真伊)』、妓生から大商人へと華麗に転身した女性の生涯を描いた『キム・マンドク(金万徳)』などが、その代表作でしょうか…。
ソリ役を演じるキム・ヘジンのプロフィール
ソリ役を演じる「キム・ヘジン」は、1975年2月28日生まれ。
最初から女優を目指したわけではなく、大学卒業後は企業に勤務し26歳の若さで部長を務めた後退職し、28歳の時に女優に転身したという変わり種です。
2004年「サム(Some)」で映画デビュー。
ドラマデビューは1999年の『夫婦クリニック 愛と戦争』。
その後、数々の映画やドラマで活躍しています。
キム・ヘジンのドラマ代表作は、『オールドミス・ダイアリー』『不滅の李舜臣』、『銭の戦争』、『アイリス』『愛を信じます』など。
参考記事
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