トンイの素性
清国の使臣団は、チャン禧嬪(ヒビン)や粛宗までもが望んでいた世子の誥命(コミョン)を届けに来たのでした。
しかし、ヒジェから渡された謄録類抄が偽物だと知っていたチン大人は「本物を渡さなければ謄録類抄と引き換えに世子の誥命を早めようとした事実を粛宗に告げる」とチャン・ヒジェを脅迫します。
一方、都へ戻ってきたシム・ウンテクから、ヒジェたちが血眼になって本物の謄録類抄を探していることを知ったトンイたちは、禧嬪たちの罪を決定的に立証できる時を待つことにしました。
(誥命とは、朝鮮国の世子を後継者として認める許可のこと。朝鮮は清の属国であったので、世継ぎには清国皇帝の認可を必要とした)
そのころチャン禧嬪(ヒビン)は、トンイを追いやるために側室に任命し、その手続きで必要なトンイの素性を調べ、弱みを探そうと画策していました。
自分の過去が明らかになるのを怖れたトンイ…。自分の罪ではないことでトンイが傷つくことに心を痛めたチャンスは、トンイが、かつての剣契(コムゲ)の首領の娘であることを隠すために動きます。
同時にトンイの素性について疑っていたソ・ヨンギは、トンイが自分の友で、長い間追っていた剣契の主領チェ・ヒョウォンの娘だと気づくのでした。
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