生きていたユンダル
トンイは、自ら清国の太監の前に出頭し、ユンダルは生きていて密輸の罪から逃れるための陰謀があったと告げます。
実は、トンイは自決したユンダルの遺体を捕盗庁(ポドチョン)のソ・ヨンギ従事官と共に確認した時、遺体が別人のものだと気づいていたのでした。
トンイの言葉を信じた太監は、「3日以内にユンダルが生きていて、すべてが陰謀である証拠を持ってこい」と告げます。
そのころ、チョンスはチャン・ヒジェの頼みで「ある男」を出国させる手助けをしていましたが、その男がユンダルと知り、捕庁の兵たちが潜んでいるのを隠し、ユンダルを逮捕するよう仕向けます。
そして、トンイはチョン尚宮とジョンイム、そしてソ従事官の助けを借り、ユンダルを捕らえることに成功し、トンイは無事解放されるのでした。
そのことを誰よりも喜んだのは粛宗だったのです。
しかし、トンイへの気持ちを疑うオクチョンのために、ずっと延ばしてきた後宮牒紙(フグンチョプジ)(王の後宮として認める命令)を下すのでした。
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トンイが無事解放された後、親し気に軽口を叩き合うトンイと粛宗の様子を見たチャン・オクチョンは気が気ではありません。
粛宗と碁を打った時、思わずトンイへ嫉妬心を告白してしまったオクチョン。
思えばこの逸話も後のトンイとの戦いへの序曲だったのかも知れませんね。
粛宗もこれはまずいと思ったのでしょう。
オクチョンの為にこっそりと宴会を開いて彼女の心を慰めようとしたのです。
宴会もたけなわの頃、オクチョンに後宮牒紙(フグンチョプジ)の命を伝えるのですが、その時のオクチョンの顔には満面の笑みが。
しかし、この事を聞いた大妃(テビ、粛宗の母)は増々彼女を敵視することに。
これが、後の恐ろしい事件に発展するきっかけになろうとは誰にも想像できなかったでしょう!
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