掌楽院(チャンアゴン)の奴婢
トンイは、兄トンジェを慕う妓生のソリの計らいで宮廷の掌楽院(チャンアゴン)の奴婢として宮廷に入りこみ、6年の歳月が過ぎていました。
ある日のこと、トンイは、夜中にこっそりヘグム(胡弓の一種)を弾いていると、その音色を粛宗(スクチョン)王が気に入り、演奏している者を見つけるよう内官に命令します。
しかし、奴婢であるトンイが弾いていたことが知れると主簿(チュボ)のジュシクもトンイも罪に罰せられると思い、ジュシクはトンイを宮廷の外にある楽器を作る鋳鐘所の手伝いとして行かせます。