第36話 当帰紛失事件
ある日のこと、恵民署の薬材倉から当帰(カラトウキ、婦人科系疾患の治療薬)が5斤紛失し、薬材倉の管理を任されていたイェジンとチェソンに嫌疑がかけられます。
新しく恵民署の責任者として赴任したキム判官は、恵民署の綱紀を正すため見せしめとしてイェジンたちを捕盗庁に引き渡してしまいます。
たかが当帰のために捕盗庁に引き渡すとはあまりに行き過ぎた処置ですが、どうすることもできません。
ともかく、真犯人を見つけてイェジンたちの嫌疑を晴らすことが大事でした。
薬材倉から薬材を持ち出して金に換えるのは以前から医官たちがやっていたことです。
しかし、今回の事件で気になるのは、当帰という安い薬材が狙われたこと。金目当てなら、当然高い薬材を狙うはずです。
そんな時、当帰には肌をすべすべにする効果があり、漢陽のキーセンたちはみんな当帰を使っているという話を耳にします。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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