第61話 大君の誕生
宮殿では、十数年も懐妊の兆しがなかった中殿が王子を出産します。
宣祖は嫡流の王子の誕生を手放しで喜びますが、側室を母に持つ光海君およびその取り巻きと、対抗勢力として権力から疎外されてきたチョン・ソンピル一派の権力争いが再燃することになりました。
ドジは、朝廷の不穏な空気を察知し、ホジュンに権力争いに巻き込まれぬよう助言しますが、ホジュンは医官の務めだけをちゃんと果たせばいいと一蹴するのでした。
その頃、ホジュンは朝鮮医学を体系化した医書の編纂に全力を注いでいました。古来からの医書の研究に始まり、朝鮮で取れる薬材の研究、針灸術の整理など、為すべき仕事が山積していましたが、朝廷の資金援助中断などもあって思ったように捗っていませんでした。
そんな折、大君と光海君が同時に病気になり、御医はどちらに行くか迷った挙げ句、大君のもとへ駆けつけるのでした。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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