第64話 東医宝鑑
ホジュンは家族や友人たちと離れ、人里離れた海辺のあばら屋で配所生活を送っていました。
そんなある日、村人がホジュンを訪ねてきました。
ホジュンが御医だったことを聞きつけ、病気の母を背負ってきたのでした。
ホジュンが断り切れずに診てやると、噂を聞いた村人たちが続々と集まってきて、孤独なはずの配所生活が再び活気を帯びてくるのでした。
一方、内医院ではホジュンの意思を継いで医書編纂作業を続けていましたが、ホジュンなしでは作業が思ったように進まないでいました。
悩んだ挙句、ドジはホジュンに任せることを決め、医官たちに命じて配所に医書を届けさせます。
仲間たちの助けを受け、ついにホジュンは十数年をかけた医書を自分の手で完成させます。
医書を受け取った光海君はすぐにホジュンを朝廷に呼び戻し、大殿の宮医に任命しますが、ホジュンはその申し出を断り、郷里に帰らせて貰えるよう願い出るのでした。
スポンサードリンク
韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
スポンサードリンク