ドラマ『ホジュン』に登場する人物像
韓国歴史ドラマ『ホジュン~宮廷医官への道』(1999~2000年の大ヒット作品)、そして最近(2013年)放送された『ホジュン~伝説の心医~』に登場する名医「ホジュン(許浚)」は、16世紀半ばの李氏朝鮮、第14代国王「宣祖」の時代に貴族(ヤンバン)の庶子として生まれ、一時は荒れた生活を送っていたワルだったと言います。
そんな傷心のホジュンが、生涯の師『ユ・ウィテ』に出会い、その後、精進を重ね苦労の末に王の主治医(御医)となった後、今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成「東医宝鑑」25巻を著した朝鮮の偉人となります。
しかし、そんなサクセスストーリーを持つホジュンは実在の人物だったのでしょうか?
歴史書にはどう書かれているのか?
医術書、『東医宝鑑(トンイボガム)』を著した、ホジュンの生没年には諸説ありますが「朝鮮王朝実録」によれば、以下の記述があり、実在の人物です。
Wikipediaの記載によれば、1539年に生まれたとの説明がありますが、1546年生まれと言うのが定説の様です。
ホジュンの主な経歴
年月 | 出来事 |
1546年 | 許碖(ホ・ユン、허윤)の子として金浦で出生 |
1575年2月 | 御医(王の主治医)に任命 |
1581年 | 「纂図方論脈訣集成」四巻編集 |
1596年 | 「東医宝鑑」編纂開始 |
1610年 | 「東医宝鑑」完成 |
1615年11月 | 死去(享年69歳) |
ホジュンが編纂した東洋医学の集大成『東医宝鑑(トンイボガム)』は、東洋臨床医学の手引書として中国、日本を含めて広く流布し、多くの医療関係者に読まれた名著でした。
ホジュンと同時代の著名人
ホジュンの生きた同時代には思想家「許筠(ホ・ギュン)」がおり、彼が書いた小説『洪吉童伝』は、2008年のKBSドラマ『快刀ホン・ギルドン(快刀 洪吉童)』(カン・ジファン、ソン・ユリ、チャン・グンソク等が共演)で日本にも知られるようになりました。
(快刀ホンギルドン-あらすじと動画)
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