第34話 出世街道
ある日のこと、ホジュンは、内医院に入って10数年間、ずっと恵民署で働いている変わり者の医官キム・マンギョンに出会います。
ホジュンは、出世ばかりを考え患者を診るという医員の本分を忘れていた最近の自分を反省します。
いっぽう、マンギョンは、患者の患部にためらうことなく口をつけ、膿をすい出したホジュンの姿勢に衝撃を受け、ホジュンのような医官が内医院に入ってきたことを歓迎するのでした。
内医院の生活も落ち着きを見せたころ、イルソ一家が漢陽にやって来ます。
山陰と変わらず苦しい暮らしを送るホジュン一家ですが、山陰で受けた恩返しのためにイルソ一家に裏の部屋を提供するのでした。
一方、イェジンは、ある日、内医女に命じられ他の医女たちと一緒に宮殿の外へ連れて行かれます。
夫が亡くなった後、下男と姦通をした、ある両班の夫人を逮捕するためでした。抵抗する夫人を板に縛りつけ、罰を加える役人たち。
目の前で繰り広げられる凄惨な状況を直視できず、その場を逃げ出したイェジンを先輩医女は容赦なく叱りつけます。
患者を診るだけが医女の仕事ではない、というジョンミョンの言葉をイェジンは思い出します。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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