煙たい存在
粛宗(スクチョン)は息子のクムに王族としての教育をさせる名目でクムとトンイを呼び戻したのでした。
その事をトンイを宮廷から送りだしたその日から首を長くして待ち続けていたのです。一方、煙たい存在のトンイが戻ってきたことにチャン禧嬪(ヒビン)は気が気でありません。
なぜなら禧嬪の子である世子(セジャ)が世継ぎを授かれないかもしれない病に犯され、それが知れれば、トンイの子が世子の座を脅かすことになるからでした。
そこで、クムが宗学(王族の子弟の学校)に通う前にトンイは、『知っていることも知らないふりをしろ』と約束させられてしまいます。その為に、皆がクムは愚鈍だと思っていたのでした。
禧嬪(ヒビン)はそれを利用しクムが世子の代わりにはなれないことを粛宗に知らしめようと世子の冊礼とクムの書道を同じ席で行わせます。
ところが、その場で母トンイを冒とくされ、父親に失望されたくないと思ったクムはトンイとの約束をやぶり、学者でも難しい「大学」を習得している能力を公然で見せてしまうのでした。
それを知って大喜びする粛宗でした・・・。
おりしも、病が悪化したイニョン(仁顕)王妃が、命が尽きる前にある計画を進めようとしていたのです。
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