ホジュン一行は、村の民家でしばしの休息をとっていました。 そこへ倭軍がやって来て見つかりそうになりますが、サンファが囮になって敵をひきつけ、何とか逃げ出すことに成功するのでした。
やっとの思いで、船着場に到着し、平壌目指して船に乗りこむホジュン一行でしたが、敵の囮となったサンファが心配なホジュンは、なかなか出発できないでいました。 ついに、後ろ髪を引かれる思いで船を出すと、やっと、岸にサンファの姿が現れます。
続きを読む "ホジュン第58話" »
ついに倭軍が漢陽まで到達します。
混乱に陥った民衆は怒りの矛先を支配階級に向け、両班を襲ったり、宮廷に火を放ったり、まさに修羅場の有り様となっていました。
ホジュンも家族の避難を手伝いに自宅へ向かう途中で民衆に襲われそうになりますが、キム・マンギョンに助けられます。恵民署が燃えていると聞き、駆けつけてみると、すでに建物は炎に覆われており、やっとのことで最低限の医書を運び出すのでした。
続きを読む "ホジュン第57話" »
ホジュンは、ヒルを使って患部から血膿を吸い出すという奇抜は方法で信城君の腫れ物を治療していましたが、周囲からの圧力をはねのけ、見事に病を完治させます。
新治療法に、最初は反対していた殿下は、改めてホジュンの功績を高く評価し、正三品 堂上官の品階を与え、御医に任命します。それは、ホジュンがついに憧れの両班になったことを意味するのでした。
続きを読む "ホジュン第56話" »
恭嬪が亡くなってから歳月は流れ、ホジュンは湯薬庫と書庫にこもって医書の執筆に明け暮れていました。
恭嬪を失った殿下は、まるでそんなことなど忘れてしまったかのように仁嬪とその子、信城君を深く寵愛し、恭嬪の2人の王子、光海君と臨海君は孤独な日々を送っていました。
続きを読む "ホジュン第55話" »
そして、ホジュンは恭嬪、ドジは仁嬪の宮医にそれぞれ任命され、内医院でも重要な地位を独占することになりました。
しかし、仁嬪は殿下の子供を身ごもり、飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、恭嬪はいまや忘れられた過去の女として寂しい日々を過ごしていました。
恭嬪は、仁嬪の懐妊のお祝いに訪ねた仁嬪殿で門前払いを受け、屈辱感に打ちひしがれながら、自分の人生を振り返り、自分が手にしてきた富や名誉や幸福のはかなさを痛感します。
続きを読む "ホジュン第54話" »
ホジュンは恭嬪の急病を治すために獄中から呼び戻されます。さっそく駆けつけてみると、恭嬪の病は真心痛(心筋梗塞)で意識不明の状態でした。
かつて同じ病で苦しむアン・グァンイクを針で救ったことのあるホジュンは、今度もその方法で恭嬪の命を取りとめることに成功します。
殿下は、恭嬪を救ってくれた功労を認め、再びホジュンの赦免を提案しますが、大臣たちの猛反対に合い、思い通りにいきません。 一方で、恭嬪も命の恩人であるホジュンが、またしても投獄されたと聞き、何とか赦免するよう殿下に願い出ます。
続きを読む "ホジュン第53話" »
ホジュンの突然の逮捕に恵民署に激震が走ります。 キム・マンギョンはこみあげる怒りを抑えきれず、捕盗庁を訪ねますが、ことはすでに朝廷の重臣の耳にまで入っており、ペ・チョンスの意思でもどうにもできないというのです。
その頃、朝廷では重臣たちが集まってホジュンの処遇について話し合っていました。
続きを読む "ホジュン第52話" »
ホジュンは疫病を無事に退治し、医官としての務めを全うした満足感に浸る間もなく捕盗庁のペ・チョンスに自首します。 すると、そこへ殿下が疫病退治に功労のあった医官たちとじきじきに謁見するとの知らせが入り、すんでのところで逮捕が延期になります。
また、ペ・チョンスは疫病の現場で身を粉にして働くホジュンを見て、医官としてのホジュンの人柄と腕に信頼を抱き始め、罪を見逃すことも考え始めていましたが、その矢先、ホジュンの罪がついに朝廷の人々の耳に入ってしまいます。
続きを読む "ホジュン第51話" »
ホジュンは、黄海道一帯に広がった疫病を退治すべく派遣されます。あまりに酷い惨状に、朝廷からは次々に医官、医女が大幅増員されて派遣されます。
仲間たちの到着を心強く迎え入れるホジュンですが、その中に鋭い視線でホジュンを見つめるペ・チョンスがいました。
一方、ホジュンは、山陰にいた頃に経験した疫病と症状が似ていることから、その時と同じ処方を試してみることにしました。 すると、なんと、それまで口も聞けずに横たわっていた患者が見る見るうちに回復しはじめたではありませんか…。
続きを読む "ホジュン第50話" »
ペ・チョンスは、ホジュンが龍川のホジュンであることに気づき、証拠を握るため部下にホジュンの身辺調査を命じます。
ホジュンは、あのことに気づかれた以上、もはや逃げられないと考え、友人のマンギョンに事実を打ち明けるのでした。
ペ・チョンスから龍川での密貿易の話を聞いた時は、見当違いと笑い飛ばしたマンギョンでしたが、ホジュンから打ち明けられた以上、認めざるをえませんでした。
続きを読む "ホジュン第49話" »
ある日のこと、イェジンは、理由も告げられず不安を抱えて宮中に向かいます。 そして自分たちが民国の使節のお伽の相手に選ばれたと知らされ、愕然とします。
国の運命を握る重要な任務とあって、誰がなんと頼もうと、役割から逃れられない状態でした。 お伽の夜、イェジンはきれいに着飾られた自分の姿を鏡に映しながら、ホジュンに宛てて手紙をしたためます。
続きを読む "ホジュン第48話" »
ドジの妻に頼まれ、原因不明の重病に倒れたドジの母親の看病に向かったホジュン。
しかし、オ氏はホジュンの顔を見るや、ひどく取り乱し、汚く罵って部屋から追い出した挙げ句に、また下血して倒れてしまいます。
母親が気を失った隙に診察したホジュンは、病気の原因は血崩であり、ここ3~4日が峠であると判断します。
続きを読む "ホジュン第47話" »