第59話 国境の手前
ついに倭軍が平壌に到達し、本格的な攻撃が始まります。
イルソ、ヤンテ、ギョムも義勇兵に志願し、城に襲いかかる敵兵に石を投げつけて追い払います。
ホジュンの妻、ダヒは国を守るために懸命に頑張るギョムに握り飯を配り、父ホジュンも懸命にケガ人の世話をしていることを告げながら、家族を省みない父親に対する恨みを消そうと、母の思いを静かに語って聞かせるのでした。
一方、平壌を捨て、さらへ北へと向かった殿下一行は、途中の義州城で休止していましたが、そこへ信城君が急病で倒れたとの報が入ります。
ドジは、殿下の命令でホジュンの代わりに殿下を随行していましたが、王子の原因不明の病に青ざめてしまいます。参考にすべき医書はすべて平壌に置いてきてしまい、手をこまねいているうちに王子はあっけなく息を引き取ってしまいます。
ドジは責任をとって牢屋に入れられ、代わりに平壌に残ったホジュンが呼ばれます。
平壌で、ようやく家族と再会できたのも束の間、再び家族を残していかなければならなくなったホジュンでした。
身を引き裂かれる思いでダヒたちに義州行きを告げると、ギョムは父親の立場を理解し、心強い言葉で父親を送りだしてくれたのでした。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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