第56話 夢に見た両班
ホジュンは、ヒルを使って患部から血膿を吸い出すという奇抜は方法で信城君の腫れ物を治療していましたが、周囲からの圧力をはねのけ、見事に病を完治させます。
新治療法に、最初は反対していた殿下は、改めてホジュンの功績を高く評価し、正三品 堂上官の品階を与え、御医に任命します。それは、ホジュンがついに憧れの両班になったことを意味するのでした。
自宅に帰り、ホジュンは家族に任命状を見せます。そしてギョムは大きく驚き、言葉を失います。母親は嬉しさに涙を流します。そしてダヒとホジュンは何も言わず、ただ静かに抱き合うのでした。
ところが、その喜びも束の間、国をひっくり返すような一大事がホジュンを襲います。なんと、倭軍が侵略してきたのです。壬辰倭乱(文禄の役)の勃発でした。倭軍は破竹の勢いで北上し、漢陽のすぐそこまで迫っていました。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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