第44話 手首切断の瞬間
ホジュンは殿下に迫られ、口眼咼斜と反胃を5日で治すと約束させられてしまいます。
「宮中に戯言はない」と念を押した殿下の真意は、もし治せなかった場合は手首を切り落とすことを意味していると教えられ青ざめるホジュンでしたが、今さらどうすることもできません。
ホジュンは病気を完治させるため、患者の食事から生活まで全てに細かく指示を出します。
治療の妨げになる食事はすべて下げさせ、嫌がる薬も無理やり飲ませました。
ホジュンの熱心な治療にもかかわらず、4日が過ぎても患者の容体は一向に好転しません。
イェジンとソヒョンは、まずは口眼咼斜から治し、しばらく猶予をもらうべきだと説得しますが、反胃を後回しにすれば悪化して手遅れになると決して譲りません。
そしてついに、約束の時がやってきます。
病気はまったく好転せず、反胃どころか口眼咼斜もそのままの状態でした。
恭嬪はホジュンに任せたことを自らの過ちだったと断じ、病気を治療できなかったホジュンに手首切断の罰を下すよう命じるのでした。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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