第37話 扁額暗唱の罰
ある日のこと、ホジュンが突然、内医院に呼び出されます。ホジュンが内医院に向かうと、ひざまずかされたうえ、自宅で診療した事実を問い詰められます。
診療の順番が回ってこなかった患者たちが医官のあとをつけ、自宅に押しかけて診療を求めることがしばしばあり、ホジュンもその頼みを断り切れず、時間がある限り診療に応じていたのでした。
しかし、内医院は医官の私的診療を堅く禁じています。
いかなる事情があっても規則を破った人間をそのままにしておいては綱紀が乱れるとし、ヤン・イェスはホジュンに扁額暗唱1000回の罰を下すのでした。
ホジュンが扁額暗唱の罰を下された噂はまたたく間に宮廷内に広まり、心配した同僚たちが次々と集まって減刑を訴えたが、聞き入れてもらえません。
皆が心配して見守るなか、ホジュンは黙々と罰をこなし、鼻血を出しながらも歩みを止めず、ついに700回を超えたところで倒れてしまいます。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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