第63話 伝位教書と崩御
そして、殿下は危篤からしばし意識を取り戻し、チョン・ソンピル一派が駆けつけます。
ホジュンは安静が必要だと面会を退けますが、そんなホジュンを押しのけて大殿に乗り込み、殿下に永昌大君を世子に任命するよう上奏するのでした。
殿下も、嫡流の大君を世子に望む気持ちは同じでしたが、まだ、わずか3歳の大君に王位を譲るわけにはいかないと上奏を退けます。
そのうえで、光海君に王位を譲ることを宣布する「伝位教書」を差し出すのでした。
これで大君擁立の可能性は断たれますが、それを受け入れることができないチョン一派は、なんと伝位教書の抹殺を目論見ます。
その傍ら、光海君を支持するソン・インチョル一派は、光海君が世子の地位を得たとはいえ、まだ明国の承諾を得ていないという不安の中、その弱みをつかれる前に光海君を王位に就かせるよう企みます。そんな時、殿下が再び危篤に陥ったとの報がホジュンのもとに届くのでした。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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