第57話 都を捨てる
ついに倭軍が漢陽まで到達します。
混乱に陥った民衆は怒りの矛先を支配階級に向け、両班を襲ったり、宮廷に火を放ったり、まさに修羅場の有り様となっていました。
ホジュンも家族の避難を手伝いに自宅へ向かう途中で民衆に襲われそうになりますが、キム・マンギョンに助けられます。恵民署が燃えていると聞き、駆けつけてみると、すでに建物は炎に覆われており、やっとのことで最低限の医書を運び出すのでした。
ホジュンが医書を荷造りして家に向かってみると、家には誰一人いません。家族はホジュンが来るのを首を長くして待っていたのですが、宮廷の皆はすでに避難してしまい、殿下に仕えるホジュンも一緒に行ったに違いないと判断し、イルソ・ヤンテ一家と一緒に避難した後だったのです。
ホジュンたちは、重い医書を担いで一行に追いつこうと平壌を目指して歩きつづけます。途中、村に立ち寄ってしばしの休憩を取っていると、いきなり倭軍が出現します。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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