第50話 疫病の特効薬
ホジュンは、黄海道一帯に広がった疫病を退治すべく派遣されます。あまりに酷い惨状に、朝廷からは次々に医官、医女が大幅増員されて派遣されます。
仲間たちの到着を心強く迎え入れるホジュンですが、その中に鋭い視線でホジュンを見つめるペ・チョンスがいました。
一方、ホジュンは、山陰にいた頃に経験した疫病と症状が似ていることから、その時と同じ処方を試してみることにしました。
すると、なんと、それまで口も聞けずに横たわっていた患者が見る見るうちに回復しはじめたではありませんか…。
ほかの地域でも同じ処方を試みたところ、良い報告がつぎつぎ寄せられ、役人たちはこれでもう大丈夫とすっかり安心し、医官たちを呼んでささやかな宴を開きました。
ところが、その宴の最中、それまで元気だった患者が再び危篤状態に陥っていると報告が入り、ホジュン達は現場に急行しますが、患者は激しく身震いしたかと思うと、そのまま息を引き取ってしまったのです。
思わぬ結果に愕然とするホジュンでした。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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