第43話 宮中に戯言なし
ある日のこと、ホジュンは怒った患者(恭嬪の弟)から、石のように重い碁盤を投げつけられます。
碁盤はホジュンの足の上に落ち、ホジュンはその場にうずくまってしまいます。
騒ぎを聞きつけた恭嬪が、その場に現れ、弟のわがままぶりを厳しく叱り、今度こんなことをしたら宮廷から追い出すと言い渡すのでした。
ホジュンは心配して様子を見に宮廷にやって来たキム・マンギョンとオグンに足を治療してもらい、休む間もなく患者のもとへ向かおうとします。
こんな大怪我を負っても患者を治すことしか考えないホジュンを、仲間たちは心配しながらも手伝うしかありませんでした。
翌日のこと、ドジが湯薬房に現れ、ホジュンの患者に出す薬の処方を見ると、そこには口眼咼斜に使うものとはまったく異なる薬材が書かれていました。
驚いてホジュンを問い詰めると、なんと患者が煩っている胃病はたんなる胃病ではなく、反胃の初期症状だというのです。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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