第05話 漢陽へ、再び
ホジュンの母は、毎日の生活の足しにしようと、ク・イルソの妻ハマンに仕事の斡旋を頼みます。
そして、連れて行かれたのはホジュンが働くユ医院…。
金や名誉に関心のないユ・ウィテに対して、彼の妻は富と権力に強く執着を示し、高価な品物を惜しげもなく買い入れる一方、息子のドジを何とか内医院に入れようと必死でした。
ユ・ウィテの妻は、夫の留守をいいことに、病舎を弟子たちに任せて息子を勉強に専念させ、あろうことか貧しい患者を追い出してしまえと命じる始末です。
担ぎ込まれた重症の子供さえ追い返せと言われ、ホジュンが途方に暮れていたところへユ・ウィテが帰宅します。
そして、重症患者を追い返すとは何事かと叱りつけるのでした。
ユ・ウィテは、科挙を受験しようとする息子のドジを呼び、お前のような若輩者では、まだ無理だと反対しますが、ドジは、そんな父親の反対を押し切って科挙を受けに行きます。
その情熱の裏には、兄妹のように育ったイェジンと結婚し、幸せにしてやりたいという思いがあったのです。
科挙を受けに漢陽に旅立つドジを送り出すユ・ウィテは、ドジのお供にホジュンを指名します。
仲間たちの嫉妬のなか、漢陽に行けると喜び浮き立つホジュンでしたが、彼には旅に必要な号牌(身分証)がなかったのです。
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韓国ドラマ『ホジュン(許浚)』は、1999年から2000年にかけて韓国で大ブームを巻き起こし、韓国では史上初めて最高視聴率60%以上(63.7%)を記録した韓流ドラマの大作です。
今日の東洋医学に大きな影響を与えた朝鮮医学の集大成<東医宝鑑>25巻を著した韓国の偉人、ホジュンの生涯を、ロマン豊かにドラマチックに描き出しています。
あの大ヒット作、「宮廷女官チャングムの誓い」の名匠イ・ビョンフン監督の韓国歴史大河ドラマ最高傑作としても知られています。
韓国では、「ホジュン」の放送時間になると皆が一斉に帰宅してテレビの前に座りこむという「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたという逸話も残っている韓国ドラマの名作です。
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