あらすじ
難病に蝕まれたソンヨンの容体はいっこうに回復の兆しを見せず、ついに御医さえ打つ手がない状態に陥ってしまいます。
そんなころ、イ・サンは遠く清国に西洋医術に通じた名医がいて、数々の難病を治していることを耳にして、テスにその医者をなんとしても朝鮮に連れて来るよう命令します。
自分の命が間もなく尽きることに気づき、すでに覚悟を決めていたソンヨンは、清に行くことを中止するようテスに頼みますが、
テスは「ソンヨンの元気な姿を見ることだけがイ・サンの心の拠り所なのだ」と話し、決して諦めることがないようにと懇願するのでした。
テスの言葉を聞いたソンヨンは、何かを決心した様子で筆をとり、最後の力を振り絞って何かを描こうとします。