photo by (c)MBC
韓国ドラマ「イ・サン」に登場し、イ・サンの政敵を演じる和緩翁主(ファワンオンジュ)は、実の兄・思悼世子(サドセジャ)を「米びつ事件」で死に追いやった密告者、イ・サンの命をつけ狙う悪魔のような王女を演じています。和緩翁主は、父王の英祖(ヨンジョ)に溺愛され我が儘一杯に育ったお姫様だと伝えられていますが、果たして我が儘だけで実の兄を殺したりするでしょうか?
この記事では、和緩翁主の生い立ちや考え方、人となりを追ってみました。
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韓国ドラマ「イ・サン」に登場し、イ・サンの政敵を演じる和緩翁主(ファワンオンジュ)は、実の兄・思悼世子(サドセジャ)を「米びつ事件」で死に追いやった密告者、イ・サンの命をつけ狙う悪魔のような王女を演じています。和緩翁主は、父王の英祖(ヨンジョ)に溺愛され我が儘一杯に育ったお姫様だと伝えられていますが、果たして我が儘だけで実の兄を殺したりするでしょうか?
この記事では、和緩翁主の生い立ちや考え方、人となりを追ってみました。
『イ・サン』は韓国で大人気を誇った歴史ドラマ、巨匠イ・ビョンフン監督が手掛けた77話に及ぶ長編ドラマですが、この記事では父、思悼世子を失った米びつ事件、最愛の側室ソンヨンとのロマンス、サンの守護神パク・テスとの友情、忠臣ホン・グギョンとの出会いと別れのおすすめシーンを紹介します。
韓国歴史ドラマ『イ・サン』がBSジャパンで再放送中です。
放送開始は2017年3月20日からで、毎週月曜から金曜日、朝10時57分~12時00分の放送スケジュールとなっています。
2017年4月7日現在、第15話が放送されています。
投稿情報: 02:57 カテゴリー: あらすじ, イ・サンとは, イ・サン全77話あらすじ, 見どころ | 個別ページ
ホン・グギョン(洪国栄)とイ・サンとのかかわり
イ・サンこと正祖(チョンジョ)が、絶対的信頼を置いた臣下にドラマにも登場する洪国栄(ホン・グギョン)がいますが、常に王の傍に使え、直接対話ができる立場を乱用した彼の行き過ぎた勢道政治(権力独占政治)に危険を感じたイ・サンによって、結局、洪国栄は失脚の憂き目にあい、流刑地で悲しい最期を迎える人物です。
ホン・グギョン(洪国栄)は、もともと、サンが王世孫(ワンセソン=現王の孫で王位継承者)であった頃から警護にあたりサンを支えた側近です。また、イ・サンの友、パク・テスが護衛官を目指すための武科(科挙)合格にも力を貸しました。
俳優ハン・サンジンさんが、ホン・グギョン役を演じています。(輝国山人の韓国映画 ハン・サンジン)
*ホン・グギョンが朝鮮王として再登場!?…ハン・サンジンさんは2012年10月から韓国MBCで放送され、2013年7月7日からNHK BSプレミアムで放送される『馬医』(イ・ビョンフン監督)に顯宗役で出演しています。(2013年6月28日追記修正)
続きでホン・グギョンの半生を詳しくご説明しています。
パク・ウネが、イ・サンの正室、「嬪宮(ピングン)」役を演じています。(イ・サンが正祖王となってからは、ヒョイ(孝懿)王妃【中殿…チュンジョン】…2012年8月15日追補)
パク・ウネは、1978年生まれの韓国女優です。1998年の映画 「チャン」でデビュー。人なつっこい、まるで少女のような茶目っ気と、ほのぼのとした柔らかなオーラがファンを魅了する女優さんです。
パク・ウネと言えば、2003年の韓国歴史ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』で、イ・ヨンエ扮するチャングムの親友・ヨンセンを演じたことで知られています。このヨンセン役でブレークし、日本やアジアで広く知られるようになりました。その後、『ふたつの恋と砂時計』、『Silence(深情密碼)』の出演でその人気はアジア全土へ広がっています。
イ・スンジェが、イ・サンの祖父、「英祖」役を演じています。
イ・スンジェは、1934年生まれのベテラン俳優。1956年のKBS開局ドラマでデビューして以来、数多くのドラマや映画に出演した大御所的存在の韓国俳優です。韓国歴史ドラマでは、1999年、『ホ・ジュン 宮廷医官への道』でホ・ジュンの師匠・ユ・ウィテ役、2001年、『商道(サンド)』、2009年、『善徳女王(ソンドク女王)』で新羅24代王・チヌン大帝を演じる等、ベテランらしい落ち着いた演技に定評があります。また、1990年代の一時期、国会議員として政界にも進出した経験があります。
イ・ジョンスが、イ・サンの幼なじみでソンヨンと共にサンを守るという約束を果たすために武官となり、王の親衛隊長を経て従二品相当の大将まで昇格するパク・テス役を演じています。
イ・ジョンスは、1995年にMBC公開オーディション 24期のタレントとして芸能界に仲間入り。その後1997年に映画『チェンジ』でデビューを果たします。さらに、2001年の映画「風林高」で反抗的な高校生を演じて大鐘賞新人賞を受賞。少し陰のあるワイルドなイメージで人気を得ました。韓国時代劇では、2006年SBSの『淵蓋蘇文(ヨン・ゲソムン』)で新羅の将軍キム・ユシン役を演じています。
ハン・ジミンが、イ・サンの幼なじみで後に側室(宜嬪昌寧成氏)となるソン・ソンヨンを演じています。彼女は、『宮廷女官チャングムの誓い』で医女「シンビ」役を演じていたことをご記憶の方もおられるでしょう。
追記(2015/1/11):最近は、『屋根部屋のプリンス』(2012年SBS)で、JYJユチョンとコミカルな演技で話題を呼びました。(紹介記事)
ハン・ジミンは、1982年生まれの女優。子供のころからモデルとして活躍し、ファッション雑誌『Ceci』のモデルからタレントに抜擢されたシンデレラガールで、女優以外にも幅広く活躍しています。
イ・ソジンが、主人公のイ・サンを演じています。
イ・ソジンは、1971年生まれの俳優。高校・大学(ニューヨーク大学)とアメリカに留学していたため英語が堪能だと言われています。
1999年に韓国SBSで放送されたドラマ『波上の家』でデビューし、『彼女の家』『君に出会ってから』『星を射る』などのドラマにに出演した後、2003年の『チェオクの剣(茶母)』、『火の鳥』、『恋人』、『イ・サン』などの韓国ドラマに次々と出演し、人気が上昇しました。
イ・サンとは、李氏朝鮮22代国王である正祖(チョンジョ)のことで、トンイ(淑嬪崔氏)の息子、英祖(ヨンジョ)の孫にあたります。英祖の二男荘献世子の第二子として生まれ、幼い時に父を陰謀による無実の罪で失うと言う過酷な運命を経験します。
しかし、祖父・英祖により国王としての素質を見出され8歳の時に世孫(セソン=王の世嗣たる孫)に冊立、帝王学を授けられ、次世代の王としての道を歩み始めます。