ドゥヒョンの遺体を積んだ荷車に、こっそり潜り込んだヨンは、ドゥヒョンの遺言が書かれた布切れを見付けます。
しかし、役人に見付かってしまい揉み合う時に、布が裂けてしまうが、なんとか逃走するのでした。
その布切れに書かれた遺言とは、『イ・ウォノを殺害した人物』を示すものだったのです。
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布切れが裂けて一部だけ手に入れたのですが、残りの布切れは役人の手に渡ったと不安になるヨンでした。
しかし、その役人は、なんと殺害されたドゥヒョンの仲間だったのです。
ヨンから奪った布切れの遺言を届けようと現れますが、仁祖の追っ手に阻まれて奪われてしまい、ドゥヒョンの遺言の一部は仁祖の手に渡りました。
しかし、仁祖は遺言を見て、これはドゥヒョンの筆跡ではないと気付くのです。
一方、母と姉が見つかったと聞いたヨンは、山陰県へと向かいます。
姉は謀反人の娘として捕らえられて官庁の奴隷となり働いていましたが、渡し場で会う約束の日に、姉は役人を殴り追われる身になっていました。
役人に追われている姿を見ても助けられないことに憤りを感じつつも、逃げ切ってほしいとヨンは願います。
そして科挙試験当日、ヨン、シフ、シワンの三人は会場に到着するのですが・・・。
『イルジメ』公式サイト | あらすじ | 第六話
イルジメとは中国から朝鮮半島に伝わり語り継がれた古典の義賊の名前で、名前は中国・明の時代にナリョンという盗賊が財宝を盗んだ後に梅の花一輪を描いて残したということに由来します。
イルジメは、日本で言えば大名屋敷に忍び込み、貧しい民衆にお宝を分け与えた鼠小僧次郎吉、海外では怪盗ルパンのようなイメージででしょうか。
イルジメは1993年に、チャン・ドンゴン主演によるドラマが最初に放映され、その後、アニメや映画化もされ、韓国人にとってはとても馴染み深い存在です。
盗みの現場に「梅の花を一枝を残す」ということ粋なやり方で知られ、一般的なイルジメのイメージを作り上げることとなりました。
イルジメはその後、2008年に、韓国SBSで放映されることになりますが、日本でもアジアドラマチックやテレビ東京で放映され、イ・ジュンギ、ハン・ヒョジュが主演を務め、23.24%の視聴率をおさめ、2008年の韓国テレビドラマ視聴率No.2の高視聴率を達成しました。(1位は、「母さんに角が生えた」の27.93%)
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