セドルは手首ではなく、前歯を一本失うことで無事に解放されます。
ヨンの過去を知るシム・ギウォンが、反逆罪人で捕らえられている姿を見て、ヨンは全ての記憶を取り戻しました。
家族を失って深い悲しんだヨンは、今まで自分を育ててくれたセドルとタンの二人に、感謝するのでした。
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ヨンは取り戻した200両を使い、母と姉を捜そうとしていました。
しかし、ポンスンがその金をヨンから横取りしようと企んでいます。
ヨンが欲しい情報を知人の役人から得ようとしますが、それは機密庫で保管されており、簡単に手に入るものではありません。
金を奪われたヨンは、義禁府に忍び込んで機密庫に保管された文書を探すことにしました。
一方、義禁府内で、シム・ギウォンの甥クォン・ドゥヒョンが反逆の疑いによって捕らえられています。
クォン・ドゥヒョンは、王の前で反逆の全てを明かすと訴えていたのです。
司憲府も、この報告が正しいものではないと睨んでおり、義禁府を追及する機会を伺っています。
王前での取り調べの前夜、文書保管庫に火が点けられてしまいドゥヒョンは殺害されてしまいました。
仁祖一派の企みは、また闇に葬られようとしていたのでした。
しかし、ヨンは一部始終を目撃しており、ドゥヒョンは内密に最期の遺言を残していたのです。
『イルジメ』公式サイト | あらすじ | 第五話
イルジメとは中国から朝鮮半島に伝わり語り継がれた古典の義賊の名前で、名前は中国・明の時代にナリョンという盗賊が財宝を盗んだ後に梅の花一輪を描いて残したということに由来します。
イルジメは、日本で言えば大名屋敷に忍び込み、貧しい民衆にお宝を分け与えた鼠小僧次郎吉、海外では怪盗ルパンのようなイメージででしょうか。
イルジメは1993年に、チャン・ドンゴン主演によるドラマが最初に放映され、その後、アニメや映画化もされ、韓国人にとってはとても馴染み深い存在です。
盗みの現場に「梅の花を一枝を残す」ということ粋なやり方で知られ、一般的なイルジメのイメージを作り上げることとなりました。
イルジメはその後、2008年に、韓国SBSで放映されることになりますが、日本でもアジアドラマチックやテレビ東京で放映され、イ・ジュンギ、ハン・ヒョジュが主演を務め、23.24%の視聴率をおさめ、2008年の韓国テレビドラマ視聴率No.2の高視聴率を達成しました。(1位は、「母さんに角が生えた」の27.93%)
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