姉を通報したのはシフだと聞き、ヨンは沸き立つ怒りを隠せず、兄のシワンに近づくのでした。
シワンは賭博で負け、指を斬り落とされるところをヨンから救われます。
そしてヨンはシワンから酒の席に呼ばれることになり、ある屋敷で『天友会』主催の歓送会があると聞き、官僚になりすまし「黄金のカエル」を盗み出すのでした。
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義禁府は一枝梅対策として、完璧な態勢で防衛に当たりましたが、再び一枝梅の策に嵌ってしまいました。
ヨンは隠れ家に帰り『天友会』の文字を見た瞬間、衝撃が走ります。
何故なら、死んだ父親が『天友会』に所属していて、シム・ギウォンが言った言葉が蘇り、父親を殺したのは『天友会』に間違いないと確信するのでした。
タンはイ・ウォノの命日には法事を欠かすことなく行っており、タンに好意を持っているセドルは、タンが今でもウォノを忘れられずにいると知っていました。
タンを隣で見つめながら、いつも心は複雑な想いで葛藤しています。
その頃、仁祖は自分の地位をさらに確固たるものにするため、抹殺計画を練っていました。
ヨンはシワンと一緒にピョン・シクの屋敷へ向かいます。
厠へ行くと言い、違う部屋に忍び込み、そこで『天友会』の名簿を見付けるのでした。
『イルジメ』公式サイト | あらすじ | 第十話
イルジメとは中国から朝鮮半島に伝わり語り継がれた古典の義賊の名前で、名前は中国・明の時代にナリョンという盗賊が財宝を盗んだ後に梅の花一輪を描いて残したということに由来します。
イルジメは、日本で言えば大名屋敷に忍び込み、貧しい民衆にお宝を分け与えた鼠小僧次郎吉、海外では怪盗ルパンのようなイメージででしょうか。
イルジメは1993年に、チャン・ドンゴン主演によるドラマが最初に放映され、その後、アニメや映画化もされ、韓国人にとってはとても馴染み深い存在です。
盗みの現場に「梅の花を一枝を残す」ということ粋なやり方で知られ、一般的なイルジメのイメージを作り上げることとなりました。
イルジメはその後、2008年に、韓国SBSで放映されることになりますが、日本でもアジアドラマチックやテレビ東京で放映され、イ・ジュンギ、ハン・ヒョジュが主演を務め、23.24%の視聴率をおさめ、2008年の韓国テレビドラマ視聴率No.2の高視聴率を達成しました。(1位は、「母さんに角が生えた」の27.93%)
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