ヨンは、シワン達からいじめられる毎日。
ある日、イノシシを捕える穴に落とされましたが、なんとか自力で這い上がって来たところを、誰かが足におもりを付けて冷たい川へと沈めてしまいます。
溺れる寸前、おもりを外し水面に顔を出すことは出来ましたが、寒さのあまり意識を失ってしまうのでした。
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奇跡的に漁師が発見し、シム・ギウォンの所へ連れて行きます。
意識が戻ったヨンに、シム・ギウォンはギョムではないかと尋ねますが、記憶のないヨンは違うと答えるのでした。
シム・ギウォンは疑いながらもヨンを解放しますが、見張りをつけていました。
セドルはいなくなったヨンを心配し、調べ始めます。
そしてシワンの友達から全ての事を聞きだし、ヨンを置いてきた場所を突き止めました。
その場所でセドル達が制圧を受けている間に、シワンは何とか脱出するのでした。
その時かすかな明かりによって見えたのが、シフだったのです。
少し元気になったヨンは自宅へと帰ってきますが、セドルが暴行罪で捕まった事を知り、シワンに謝りセドルを助けてほしいと頼みますが、断られてしまいます。
しかしシワンの妹ウンチェが、父親にシフとセドルの関係を話し助けてほしいとお願いするのでした。
『イルジメ』公式サイト | あらすじ | 第三話
イルジメとは中国から朝鮮半島に伝わり語り継がれた古典の義賊の名前で、名前は中国・明の時代にナリョンという盗賊が財宝を盗んだ後に梅の花一輪を描いて残したということに由来します。
イルジメは、日本で言えば大名屋敷に忍び込み、貧しい民衆にお宝を分け与えた鼠小僧次郎吉、海外では怪盗ルパンのようなイメージででしょうか。
イルジメは1993年に、チャン・ドンゴン主演によるドラマが最初に放映され、その後、アニメや映画化もされ、韓国人にとってはとても馴染み深い存在です。
盗みの現場に「梅の花を一枝を残す」ということ粋なやり方で知られ、一般的なイルジメのイメージを作り上げることとなりました。
イルジメはその後、2008年に、韓国SBSで放映されることになりますが、日本でもアジアドラマチックやテレビ東京で放映され、イ・ジュンギ、ハン・ヒョジュが主演を務め、23.24%の視聴率をおさめ、2008年の韓国テレビドラマ視聴率No.2の高視聴率を達成しました。(1位は、「母さんに角が生えた」の27.93%)
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