父のお陰で助かったギョムは、恐怖に脅えながら戸棚に隠れていました。
戸棚を見たとき、ギョムと確かに目が合ったヨンジェでしたが、気付かないふりをしその場を離れます。
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しばらくして、セドルは息子が事件に関わっていないか不安になり、イ・ウォノの家を尋ね悲劇を目の当たりにしてしまうのでした。
そして、ギョムに気付いたセドルは戸棚ごと持ち帰ります。
妻・タンは、イ・ウォノに復讐出来なかったので、ギョムを捕盗庁(今の警察)に連れて行こうとしました。
しかし優しいセドルは、ギョムはウォノの息子、ならばチャドルと腹違いの兄弟ではないかと説得し、我が子として育てることとするのです。
意識を取り戻したギョムは実家を訪れますが、悲しみのあまり号泣するのでした。
そして梅の木を見て、この悲しみを決して忘れないと心に誓います。
相変わらず逃亡者として毎日を過ごしていたギョムに、悲劇が起きたのです。
ギョムは、母が罪人として捕まり馬にひかれているのを目撃してしまうのでした。
悲しすぎる再会をした二人、しかも他人のふりをしなくてはいけません。
そのためにギョムは母の額に石を投げつけなければならなく、心が張り裂けそうになりながらも顔には出さず我慢していました。
『イルジメ』公式サイト | あらすじ | 第二話
イルジメとは中国から朝鮮半島に伝わり語り継がれた古典の義賊の名前で、名前は中国・明の時代にナリョンという盗賊が財宝を盗んだ後に梅の花一輪を描いて残したということに由来します。
イルジメは、日本で言えば大名屋敷に忍び込み、貧しい民衆にお宝を分け与えた鼠小僧次郎吉、海外では怪盗ルパンのようなイメージででしょうか。
イルジメは1993年に、チャン・ドンゴン主演によるドラマが最初に放映され、その後、アニメや映画化もされ、韓国人にとってはとても馴染み深い存在です。
盗みの現場に「梅の花を一枝を残す」ということ粋なやり方で知られ、一般的なイルジメのイメージを作り上げることとなりました。
イルジメはその後、2008年に、韓国SBSで放映されることになりますが、日本でもアジアドラマチックやテレビ東京で放映され、イ・ジュンギ、ハン・ヒョジュが主演を務め、23.24%の視聴率をおさめ、2008年の韓国テレビドラマ視聴率No.2の高視聴率を達成しました。(1位は、「母さんに角が生えた」の27.93%)
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