両親を失ったチャングムはトック夫婦のもとに身を寄せることに。
そして、2年が経ち、チャングムはトックに代わり一人で酒の配達が出来るようになっていました。
その頃、燕山君(ヨンサングン)の暴政に堪えかねた臣下たちは、密かにクーデターを計画していました。
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首謀者パク・ウォンジョンらは燕山君(ヨンサングン)の異母弟である晋城大君(チンソンデグン)の擁立を計画、晋城大君(チンソンデグン)への連絡にチャングムが利用されることに。
酒を届けに晋城大君(チンソンデグン)の前に通されたチャングムは、その場にいた皇太后殿の尚宮(サングン)に女官になりたいと直訴するのでした。
これがチャングムと晋城大君(後の中宗)との因縁の出会いだったのです。
クーデターは成功し、1506年、晋城大君(チンソンデグン)は即位し中宗(チュンジョン)となります。
そして、チャングムはその働きが認められ、宮中に上がることに。
これから半月の訓練を経たのち、女官見習になれるのです。
希望に胸膨らむチャングムでしたが、仲間たちからは身分の違いを理由に仲間はずれにされてしまうことに…。
宮中の女性たちの品階
李氏朝鮮の内命婦(宮廷に属する女性達)では、嬪(ピン、正一品)・貴人(クィイン、従一品)・昭儀(ソイ、正二品)・淑儀(スギ、従二品)・昭容(ソヨン、正三品)・淑容(従三品)・昭媛(正四品)・淑媛(スグォン、従四品)などであり、正一品から従四品までが王の後宮でした。
尚宮(サングン)を始めとする正五品以下は職務に従事する女官たちでした。
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