海賊のかしらに施療したことから、謀反の罪に問われ義禁府(ウィグムブ)に連行されたチャングム。
チェジュドの長ハン・ドンイクは宮廷に、奴婢が海賊と通じていたため敢えて後退し、隙を見て反撃したと報告。
チャングムは裏切り者として取調べを受けることに。
同行していたチョンホが報告書の虚偽を暴くも、ハン・ドンイクはオ・ギョモの後ろ盾を得ており、チャングムが敵の大将を治療した事実は否めないのでした。
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真相は宮中にひそかに広まり、医女たちは「チェジュドの女」の行為に関心を持つことに。
医女としてどう行動すべきか、考えあぐねる医女たちは、皇后にその話をするのでした。
ピョンアンドで女真族撃退の手柄を立てた長官キム・チソンが、宮中に取り立てられることに。
キム・チソンはチョンホを高く評価している人物で、今回の栄転にともない、チョンホも宮中へ戻るよう要請します。
一方、宮中の医局に戻ったウンベク。
「チェジュドの女」の話を聞き、チャングムをたずねてくるのでした。
実は数日後に医女試験が控えていたのでした。
医女試験は不定期のため、これを逃すと次はいつになるかわかりません。
チャングムには絶好のチャンスだったのですが……。
【倭寇】
ここで言う海賊とは倭寇のことです。
倭寇とは(わこう)とは、一般的には13世紀から16世紀にかけて朝鮮半島や中国大陸の沿岸部や一部内陸、及び東アジア諸地域において活動した海賊、私貿易、密貿易を行う貿易商人の事です。
和寇と表記される場合もあります。
字句をそのまま解釈すれば、倭寇とは「倭(日本)による侵略」という意味で、中国、朝鮮では日本人海賊を意味します。
ただし、「倭寇」は必ずしも日本人ではなかったと言うのが実態らしく、特に、後期倭寇は大半が中国人であったと言う説もあります。
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