李氏朝鮮の第9代国王・成宗13年(1482年)。
成宗(ソンジョン)は品行の悪さを理由に元妃ユンを毒殺。
現場に立ち会った武官の一人ソ・チョンスは王命に従っただけとはいえ、罪の意識に苛まれるのでした。
酔っ払い、山中で誤まって崖を転落したチョンスは、ある洞窟で目を覚ますことに。
傍らには老師が居り、チョンスの運命に関わる3人の女性の存在を告げるのでした。
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3人の女性は「妗・順・好」と表わされました。
チョンスは一人目の女性が元妃ユンであることに思い当たります。
14年後、成宗(ソンジョン)を父に、元妃ユンを母に持つ燕山君(ヨンサングン)が即位して2年が経ったころ、いまだに老師の言葉が忘れられないチョンスは、自らの運命から逃れようと官職を辞すのでした。
一方、宮中の台所、水剌間(スラッカン)。
最高尚宮(チェゴサングン)の姪で女官のチェ・ソングムの挙動を不審に思った女官パク・ミョンイは、そのことを気味尚宮(キミサングン)に報告。
しかしその夜、ミョンイは門番と通じ女官の誓いを破ったとして捕らえられ、山中で毒を飲まされることに。
歴代、最高尚宮(チェゴサングン)をつとめるチェ一族はその地位を守るべく権力闘争に加担、標的とした人物の食事に体調を悪化させるものを混ぜており、ミョンイが目撃したのはまさにその現場だったのです。
ミョンイの友人で女官のハン・ペギョンはことの一端を知り、ミョンイが飲まされる毒にこっそり解毒剤を混ぜます。
翌朝、川縁に倒れているミョンイをチョンスが発見します。
こうしてチョンスは自分の運命を左右する第2の女性と出会ってしまったのでした。
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