新羅、百済、高句麗が勢力を競っていた7世紀、朝鮮半島に第24代王であるチヌン大帝（真奮王）が築いた新羅大神国の時代の物語です。
真奮王の側室で花郎の源花であるミシルが後の新羅の主の座を狙っていました。
チヌン帝は天命が尽きる前に王位を継ぐものは孫である真平だと言い残しますが、ミシルの陰謀で次男である真智が王位を継いだのでした。一方、チヌン帝が崩御した日、国仙のムンノはある啓示を受けます。
それはミシルに敵う者はおらず、対抗できる者は北斗七星が８つになる日に現れるというお告げだったのです。
自分を皇后に迎えようとしない真智に怒りを覚えたミシルは、チヌン帝の本当の遺言を明かし、真智王を廃位させ真平を王位に就かせるのでした。
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第1話の見どころ
新羅は『三国史記』が、新羅の建国年を紀元前57年と記している事から、滅亡に至る敬順王（927-935）の治世まで、1000年も続いた王朝だった事になります。
一方、ドラマ『善徳女王』第1話で登場する真興王（チヌン王、チヌン大帝とも）の治世は540年～576年とされるので、日本はまだ古墳時代。
ヤマト王権が力をつけ次第に律令国家としての歴史を歩み始める前でした。
そんな遥かな昔に遡る歴史ロマンあふれる物語の始まりです。
この時代、新羅に現れるのが悪女ミシル。
美しいが、魔性を秘めた女性で、その後トンマン王女（後の善徳女王）の最大の敵として立ち塞がる事になるのです。
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