ポンスンは家族を殺した犯人に、必ず復讐すると誓い生きてきました。
育ての父のコンガルがその仲間だと知って、動揺を隠せません。
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そんな折、ポンスンは一枝梅の正体を知り、ヨンに代わって自分が一枝梅となり死ぬ決意をします。
そして一枝梅を装ったポンスンが、サチョンたちに追い打ちをかけられているところへコンガルが現れ、一枝梅を刺したように見せかけて、ポンスンと絶壁から飛び降りるのでした。
一方、国を再び立て直そうと企んでいる明の勢力は、仁祖に助けを求めていました。
戦力と食糧、それに加え朝鮮を戦いの拠点として差し出すよう要求します。
仁祖は、親明派の官僚がクォン・ドゥヒョンの血書を手に入れているという弱みを握られていたので、要求を呑まないといけない状況になっていました。
ポンスンとコンガルの死の原因は自分だと責め続け、悲嘆に暮れるヨンでしたが、大事な人達を奪った犯人を捜し出して、復讐すると決意し、宮殿へ攻め込む準備を進めていくのでした。
フンギョンの他に、ヒボンを筆頭にヒマ組やウンボクも一枝梅のヨンに協力することにしました。
王に忠義を誓ったピョン・シクでしたが、娘と一枝梅が恋仲だという噂が王の耳に入ってしまい、済州へ左遷されてしまうのでした。
『イルジメ』公式サイト | あらすじ | 第十九話
イルジメとは中国から朝鮮半島に伝わり語り継がれた古典の義賊の名前で、名前は中国・明の時代にナリョンという盗賊が財宝を盗んだ後に梅の花一輪を描いて残したということに由来します。
イルジメは、日本で言えば大名屋敷に忍び込み、貧しい民衆にお宝を分け与えた鼠小僧次郎吉、海外では怪盗ルパンのようなイメージででしょうか。
イルジメは1993年に、チャン・ドンゴン主演によるドラマが最初に放映され、その後、アニメや映画化もされ、韓国人にとってはとても馴染み深い存在です。
盗みの現場に「梅の花を一枝を残す」ということ粋なやり方で知られ、一般的なイルジメのイメージを作り上げることとなりました。
イルジメはその後、2008年に、韓国SBSで放映されることになりますが、日本でもアジアドラマチックやテレビ東京で放映され、イ・ジュンギ、ハン・ヒョジュが主演を務め、23.24%の視聴率をおさめ、2008年の韓国テレビドラマ視聴率No.2の高視聴率を達成しました。(1位は、「母さんに角が生えた」の27.93%)
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