セドルが甚振られたあげくに義禁府から脱出したことに驚いたシフは、セドルを背負って急遽家に戻りました。
セドルは死を目前にしながらもシフに、タンは悪くないことと、ヨンに優しくするようにと頼みます。
そしてセドルは家に到着し、本当はイ・ウォンがセドルにタンの面倒を見るように頼んだことを語りました。
その話を聞いたタンは、長い間隠してきたセドルへの気持ちを告白しながら泣き叫びます。
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その頃ヨンは、破けてしまった紙と一枝梅初期の服を紛失してしまったことに気付くと、見に覚えがあるのか家に戻りました。
だがヨンが家に到着した頃には、既にセドルは死んでいたのでした。
ヨンは死んだセドルを抱きながら泣き叫びます。
激しく降る豪雨の中、村人達全員が集いセドルの最後の道を一緒に歩みました。
一枝梅に変装したヨンは密かにソ・ヨンスの屋敷に侵入しますが、既に死んでいたソ・ヨンスを見て戸惑ってしまい、予め現場に待機していた私兵達と騒動を起こします。
一枝梅はイ・ギョンソプの屋敷でシフと戦って重症を負ってしまいました。
シフは一枝梅を捕えようとしますが、自分と一枝梅が兄弟だという真実を知ってしまうのでした。
回復後の一枝梅は、ピョン・シクが黒幕であることを知ります。
そして一枝梅はウンチェに別れを告げるのでした。
『イルジメ』公式サイト | あらすじ | 第十七話
イルジメとは中国から朝鮮半島に伝わり語り継がれた古典の義賊の名前で、名前は中国・明の時代にナリョンという盗賊が財宝を盗んだ後に梅の花一輪を描いて残したということに由来します。
イルジメは、日本で言えば大名屋敷に忍び込み、貧しい民衆にお宝を分け与えた鼠小僧次郎吉、海外では怪盗ルパンのようなイメージででしょうか。
イルジメは1993年に、チャン・ドンゴン主演によるドラマが最初に放映され、その後、アニメや映画化もされ、韓国人にとってはとても馴染み深い存在です。
盗みの現場に「梅の花を一枝を残す」ということ粋なやり方で知られ、一般的なイルジメのイメージを作り上げることとなりました。
イルジメはその後、2008年に、韓国SBSで放映されることになりますが、日本でもアジアドラマチックやテレビ東京で放映され、イ・ジュンギ、ハン・ヒョジュが主演を務め、23.24%の視聴率をおさめ、2008年の韓国テレビドラマ視聴率No.2の高視聴率を達成しました。(1位は、「母さんに角が生えた」の27.93%)
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