一枝梅を誘い出すために、沢山の若者達が清の使臣館内に捕えられていました。
約束通り一枝梅は現れたのですが、捕まることはなく、チョン・ミョンスと息子チホンを連れ去ります。
そしてチョン親子は清に返され、町中の人たちは一枝梅の活躍を聞いて喜ぶのですが、正体を知っているセドルは、ヨンに対し責任を感じて心を痛めるのでした。
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その頃、仁祖王の長男である昭顕世子が帰国して宮殿に到着します。
仁祖は我が子さえも、自身の地位を脅かす者だと考えて、密かに暗殺を企むのでした。
コンガルとシムドクの婚礼の話を聞きつけたヨンは、セドルとタンに婚礼を挙げてあげたいと考えました。
ヨンの呼び掛けにより皆で、セドルには内密に婚礼の準備を進めていきます。
皆の協力もあり、セドルとタンの婚礼は無事成功し晴れて夫婦となりました。
シフの元へ出生の秘密を知っているという一人の男が現れ、本当の父親はピョン・シクではないと聞かされたシフは、タンを追及します。
タンは本当の父親はセドルだと答え、シフは激昂し去っていくのでした。
同時期、捕盗庁と義禁府は、総掛かりで一枝梅を捕まえようと作戦を練っていました。
その作戦を知ったセドルは、ヨンに危険が及ぶのを防ごうと、セドルが代わりに一枝梅となり捕まることを決意するのでした。
『イルジメ』公式サイト | あらすじ | 第十六話
イルジメとは中国から朝鮮半島に伝わり語り継がれた古典の義賊の名前で、名前は中国・明の時代にナリョンという盗賊が財宝を盗んだ後に梅の花一輪を描いて残したということに由来します。
イルジメは、日本で言えば大名屋敷に忍び込み、貧しい民衆にお宝を分け与えた鼠小僧次郎吉、海外では怪盗ルパンのようなイメージででしょうか。
イルジメは1993年に、チャン・ドンゴン主演によるドラマが最初に放映され、その後、アニメや映画化もされ、韓国人にとってはとても馴染み深い存在です。
盗みの現場に「梅の花を一枝を残す」ということ粋なやり方で知られ、一般的なイルジメのイメージを作り上げることとなりました。
イルジメはその後、2008年に、韓国SBSで放映されることになりますが、日本でもアジアドラマチックやテレビ東京で放映され、イ・ジュンギ、ハン・ヒョジュが主演を務め、23.24%の視聴率をおさめ、2008年の韓国テレビドラマ視聴率No.2の高視聴率を達成しました。(1位は、「母さんに角が生えた」の27.93%)
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