一度は 已むを得ず解散しましたが、人々は使臣館前に座り込みをするようになっていきます。
我慢ならない清の使臣チョン・ミョンスは、仁祖へ直談判したのですが、民心を味方に付けたい仁祖は言葉を濁すのでした。
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義禁府は「今回の件は事故であり、解散しなければ捕らえて監獄に収容する」との声明を出しましたが、やはり人々の気持ちを逆上させ、大騒動が起こるのでした。
遂には義禁府の役人たちが門前を固めて、今すぐにでも攻撃を仕掛けようとしていました。
その時、塀の上に一枝梅が登場し、チョン・チホンを皆の前で吊るし上げにします。
背後に、 次から次へと追っ手が迫ってくる一枝梅に人々の声援が高まっていくのでした。
セドルも一枝梅に声援を送っていましたが、一枝梅の腕にどこかで見たことがある髪飾が・・・。
セドルは一枝梅の正体を知り呆然とするのでした。
一枝梅は、ものの見事に追っ手を成敗し使臣館を去っていきます。
次の日、門前に吊るされたチホンは、酷く甚振られ、遂には謝罪の言葉を口にし始めました。
セドルは昨日見たものが信じられず、以前ヨンを連れていった小屋へ行き、そこで動かぬ証拠を得てしまいます。
ヨンのことを思い嘆くセドルでしたが、これ以上ヨンが盗みをしないように、自分が食い止めると心に誓うのでした。
『イルジメ』公式サイト | あらすじ | 第十四話
イルジメとは中国から朝鮮半島に伝わり語り継がれた古典の義賊の名前で、名前は中国・明の時代にナリョンという盗賊が財宝を盗んだ後に梅の花一輪を描いて残したということに由来します。
イルジメは、日本で言えば大名屋敷に忍び込み、貧しい民衆にお宝を分け与えた鼠小僧次郎吉、海外では怪盗ルパンのようなイメージででしょうか。
イルジメは1993年に、チャン・ドンゴン主演によるドラマが最初に放映され、その後、アニメや映画化もされ、韓国人にとってはとても馴染み深い存在です。
盗みの現場に「梅の花を一枝を残す」ということ粋なやり方で知られ、一般的なイルジメのイメージを作り上げることとなりました。
イルジメはその後、2008年に、韓国SBSで放映されることになりますが、日本でもアジアドラマチックやテレビ東京で放映され、イ・ジュンギ、ハン・ヒョジュが主演を務め、23.24%の視聴率をおさめ、2008年の韓国テレビドラマ視聴率No.2の高視聴率を達成しました。(1位は、「母さんに角が生えた」の27.93%)
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