■第2話 逃亡者 対 追撃者
ある日のこと、テギルに中浪川(チュンナンガン)の早瀬付近でオンニョンの消息を掴んだという情報がもたらされます。血相を変えて現場に駆けつけると、そこにいたのはテギルの推奴師の師匠、チョン・ジホとその仲間でした。嘘の情報を流し、テギルを誘い出して殺害する謀だったのです。
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その頃、オンニョンは婚姻の日を迎えていました。しかし妻に先立たれた中年の両班との婚姻は今でも心の中にテギルがいるオンニョンにとって決して望むものではありませんでした。
一方、テハは1通の手紙によって主君の無念の思いを知り、この後テハが命がけでやり遂げなければならない使命と感じて、彼の遺言を守るために逃亡奴婢となることを決意し葦原に逃げ込みますが、追ってきたのは朝鮮一の推奴師・テギルだったのです…
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