皇太后の容態が急変。
治療を拒否していた間に、薬を受け付けることが出来ないほど体が弱り、さらに脚気(かっけ)を発症していたのです。
今の体力では鍼を打つことも出来ず、イクピルは治療法を模索します。
ウンベクは水剌間(スラッカン)に食事を指示
。しかし脚気によい食材はすべて皇太后の苦手なものばかりでした。
クミョンに頼み、皇太后の今までの献立を見せてもらったチャングムはあることに気付きます。
スポンサードリンク
チャングムの話を聞いたイクピルは、皇太后向けの特効薬作りをチャングムに任せます。
クミョンは内医院(ネイウォン)の指示に従い、皇太后の食事を用意。
しかし、嫌いな食材を使った料理とあって皇太后の食は進みません。
一方チャングムの作った丸薬は味もよく、皇太后に好評でした。
不審に思ったヨリはチャングムの後をつけ丸薬の秘密を暴きます。
それを聞いた皇后とユンスは、チャングムの行為を皇太后へのあざむきだと激怒。
しかしそのころ、皇太后の身体には変化が訪れていました。
ふたたび頭角をあらわし始めたチャングムに、危機感を募らせるクミョンたち。
それを察したヨリはチェ一族に取引をもちかけます。
ある日の夜、中宗がヨンセンの部屋を訪ねます。
ヨンセンはミン尚宮から教わったとおりに愛嬌を振りまくが、どことなくぎこちない感じです。
中宗はそんなヨンセンがかわいくて仕方がない様子でした。
【医女チャンドック】
チャングムの師匠で、ドラマに登場している医女チャンドクもまた、チャングムと同様、実在の人物です。
チャングムの時代から少しさかのぼった15世紀末、第9代王成宗(ソンジョン)の記録に、その名が登場します。チェジュ島の医女、チャンドクは、虫歯の治療に優れた技術を持ち鼻や眼などの治療もできた、とあります。その技量と名声は、遠く都にまで知られていました。
チャンドクの死後、王は、チェジュド(済州島)の地方長官に命じてチャンドクの歯の治療技術や医術を受け継いだ弟子を探し出しました。そして医女たちに、学ばせようとします。しかし、チャンドクの医療技術が難しすぎたため、後の世に受け継がれることはなかったといいます。
脚本家のキム・ヨンヒョンさんは、この記録からヒントを得て、チャンドクをチャングムの師匠として登場させました。チャンドクもまた、歴史の中で活躍した女性だったのです。
スポンサードリンク