第35話
人参が売れない原因は清国商人達の談合により、朝鮮の人参を購入しないことを取り決めていたことが理由でした。それというのも、清国でも人参の栽培が始まり、朝鮮産の人参を買う必要が無くなったためです。そして危機感を感じた松商大房パク・チュミョンはは各商団との代表者会議を開いて、清国商人たちの談合を打ち破るため、全ての商団が価格を七十両に統一することを提案します。対するサンオクは原価に満たない価格で売ることは出来ないとし、実態を確かめるべく一人で旅立つことに。そしてその間、柵門のチン商人が人参を五十両で売りさばいた事を発端に、朝鮮の商団は安値で人参を売り始める…取り残された湾商の仲間たちは焦りを募らせるが、サンオクが帰ってこないことには動けない。そんな中、ようやくサンオクが帰ってくるのだった…
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