第15話
サンオクは薬材商の店主より貰い受けた二百両を使い、張美齢を救い出します。大金を無駄にしたと不平をもらしたのはサムボでした。この件はホン・ドゥクチュには内緒にするべきと諭します。一方、大定江の船の火事は、松商の仕業だろうと考えるホン・ドュクチュの心は穏やかではありませんでした。そして、チョン・チスは湾商が潰れる事を確信し、松商に寝返る意思をパク・チュミョンに告げます。湾商の商権を握るため、パク・チュミョンはチョン・チスにその方法を探らせました。湾商の全店舗の帳簿を集め考えを重ねた結果、チョン・チスは清国商人の往来を大定江から遮断すべしとパク・チュミョンに告げます。そして、義州の市場は官員たちにより荒らされ、大定江の渡し場での清国商人たちの往来も遮断されます。もはやもう湾商に戻れなくなったチョン・チスは松房へと駆け込むのでした…
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