朱蒙(チュモン) あらすじと無料動画

朱蒙第62話

チュモンは単身ソンヤンの陣営へと乗り込み、力を合わせて統一チョルボンを建国しようと説得します。チュモンの率直さと熱情に打たれたソンヤンは、チュモンの傘下に入ることを決意し、ついに、戦いで血を流すことなく統一チョルボンが誕生します。

チュモンはタムル軍とチョルボンが同士となり強大な新しい国を作り上げることを宣言し、ヨンタバルとソソノは莫大な財産を費やして建設した新しい国の宮殿へチュモンたちを案内するのでした。

プヨ宮殿を訪れたヤンジョンは、プヨと漢が手を結んでチョルボンに対抗する以外にプヨが生き延びる道はないとクムワに迫ります。一方、テソからチュモンの暗殺を命ぜられたプブンノはケルへ流民を装って本営に入り込み、武芸の腕を認められ副将として潜入することに成功します。

朱蒙第61話

ユファとイェソヤはやっとの思いでチョルボンとの国境にたどり着き、チョン大人の手助けで商団に紛れ込みます。クムワはユファの裏切りを激しく責め、チョン大人は尋問を受けるのでした。プヨの同行を探っていたムッコから一部始終の報告を受けたチュモンは、母と妻子の受難に打ちひしがれます。

クムワはプヨに見切りをつけた民たちが国境を突破してチュモンとタムル軍のいるケルを目指していることを知り、チュモンへの嫉妬で次第に心の平静を失っていきます。

流民を受け入れたケルは食糧事情が悪化しますが、チュモンはソソノの反対を押し切って軍糧米を流民に与え、その代わり戦をせずに済む方法を探るためチョルボンのクァンナとファンナの君長に接近するのでした。

朱蒙第60話

チュモンは負傷したソソノをソンヤン陣営から救い出し、サヨンに託してケルへと送ります。援軍に奇襲をかけたチュモンは、消炭と煙霧炭を使った見事な待ち伏せ攻撃で敵を全滅させてしまいます。そして、タムル軍とケルが手を結んだという知らせは、テソは臣下たちに衝撃を与えるのでした。

一方、テソはチュモンたちが留守の間、タムル軍の砦ポンゲ山を攻め、年寄りや子どももプヨの敵だとして皆殺しにしてしまいます。クムワはタムル軍とケルを討つことを決めますが、家臣は財政難を理由に開戦を反対するのでした。

クムワとソンヤンはチュモンとの決戦ばかりを考えますが、チュモンは、戦うことなくチョルボンを統合する道を探ろうとしていました。そんななか、ユファとイェソヤはユリを連れてプヨ宮殿を抜け出しますが脱出はクムワに知られ、クムワはユファを連れ戻すために追撃軍を差し向けるのでした。

朱蒙第59話

テソの部下プブンノはチュモンの首を取ろうと野営地に潜入しますが、タムル軍の揺るぎない結束力を目の当たりにするのでした。その頃、プヨ宮殿ではユファがクムワに、イェソヤとユリをチュモンのところへ送ってほしいと懇願しますが、クムワはチュモンの妻子をプヨ宮殿から出すわけには行かないと主張します。

大業成就を誓うチュモンの書簡を読んだユファは、宮殿を去ろうという決意を固めます。プヨ宮殿に戻ったプブンノから、チュモンがタムル軍を率いてポンゲ山を下りたことを聞かされたテソは、本拠地を一掃する好機だとクムワに進言し、許可を得て討伐軍を率いポンゲ山へ出発します。

一方、ソソノが率いる別働隊はソンヤンを倒すため彼の陣営へ忍び込み、予定通り軍需物資を灰にしますが、ソンヤン暗殺は失敗してしまいます。乱戦でソソノは深手を負い、出血多量で瀕死の状態に陥ってしまうのでした。

朱蒙第58話

チュモンは、始祖山の洞くつを訪れ、折ってしまったタムル弓が元に戻っていることに驚きます。巫女ピグムソンはチュモンに「タムル弓は本来古朝鮮の王を象徴する神器だったが、滅亡時にプヨに渡ったまま真の持ち主を待ち続けていた」という事実を告げ、名実ともに王になれと言い残して姿を消します。

一方、宮殿ではクムワの顔に原因不明の赤いあざが発症し、クムワは災いの兆候と信じて神殿で回復を祈り続けます。帰還を許されて宮殿に戻ったテソはそんな父の姿に驚き、代わって国事を遂行することを決意するのでした。

ケルへの協力を決めかねてチュモンは、チェサの紹介で会った商人チョン大人から古朝鮮の古地図を見せられ、その広大な領土に感動します。古朝鮮の領土を回復統一するにはまずケルとの同盟がだと決心し、タムル軍を率いてケルの応援に出発するのでした。そんなとき、テソの命を受けたプブンノは、ケルへ向かうタムル軍を偵察し、チュモンの首を狙っていたのです。

朱蒙第57話

ヤンジョンはテソをヒョント城へ呼び、漢の皇室がプヨにいつ攻撃を仕掛けてもおかしくないため、今のうちに漢側に寝返るよう説得しますが、テソは誇りと愛国心でその誘いを決然と断ります。その後、ナロからチュモンがヒョントへきていることをされたテソは、宿を襲撃しますが、チュモンとオイは攻撃をかわし次なる偵察地プヨへ向かうのでした。

クムワは、「天命を持って生まれた勇者が新たな国を建て、その子孫が失われた古朝鮮の領土を取り返し、プヨは次第に衰退しやがては滅亡するだろう」という不吉な予言を聞かされます。クムワは、チュモンとタムル軍に対する警戒心を抱いてプヨへ戻り、許しを請うために宮殿を訪れたテソの「プヨを守るために身を捧げる機会を与えてほしい」との言葉を受け入れます。ユファはすっかり人が変わってしまったクムワに愕然とするのでした。

朱蒙第56話

そして、３年の月日が流れます。ヨンタバルとソソノはソンヤンやヨンチェリョンの勢力に服従しつつ、ひそかに強力な傭兵の大軍を養成し、ケルにやってくるソンヤンを襲って権力を奪還するという計画を練っていました。一方、警備隊の総官として国境に送られたテソは、やる気を失って自堕落な日々を過ごし、ヤンソルランは情けない姿に業を煮やすのでした。

ソソノたちはタムル軍の砦を訪れ、チョルボンを母体に新たな国をともに建てることをチュモンに提案します。オイたちは大乗り気でしたが、慎重論を考慮したチュモンは返答を保留します。一方、深手を負いつつ逃げ延びたソンヤンはソソノたちの不穏な動きを察し、ヤンジョンと漢軍の支援を得てケルを潰すことを画策します。オイとともに漢とプヨ周辺の偵察に出かけたチュモンは、ソソノが危機一髪の状況に置かれていることを知るのでした。

朱蒙第55話

プヨの監獄に囚われたチュモンたちは、様子を見てから脱出計画を実行へ移すことを決めます。その頃、ソソノは、サヨンに新しい国の宮殿建設を続行するように指示するのでした。

その頃、プヨ宮殿では、チュモンを漢に引き渡せば漢にいい印象を与えられると思い付いたヨンポが家臣たちに根回しし、そのことでクムワを激怒させてしまいます。一方、プドゥクプルは拉致したヨミウルにチュモンを説得しタムル軍を解散させるようよう要求しますが、話を聞き入れないヨミウルを殺してしまいます。

タムル軍の砦に戻ったチュモンは、モパルモやソリョンたちにヨミウルの死を伝え、父ヘモスとヨミウルの遺志を必ず継ぐと誓いを新たにし、新しい国の建設にまい進し漢とプヨの支配下にある国や部族を統合していくのでした。

朱蒙第54話

チュモンはタムル軍を解散してプヨへ戻るようクムワに勧められますが、志を曲げることはできず、この話を断るつもりであることを伝え、ユファも賛同します。一方、プドゥクプルはチュモンが意向に従わなかった場合は亡き者にすることをもくろみ、フクチに指示を与え、ヨミウルを兵たちに拉致させてしまいます。

チュモンは、プヨへは戻らずタムル軍とともに漢と戦い、いつの日か自分たちの国を築くとクムワに告げますが、プドゥクプルの陰謀によりチュモンたちはプヨの兵に取り囲まれ捕らえられてしまいます。クムワはプドゥクプルを責めますが、タムル軍を受容し漢を敵に回すとプヨに未来はないと忠告され、ついにはチュモンたちを投獄するのでした。

朱蒙第53話

タムル軍の砦へやってきたクムワの家臣フクチは、サチュルトを制圧しに行くことをチュモンに告げます。チュモンはヤンジョンが漢軍をプヨに送った場合は、タムル軍が漢軍を食い止めると約束するのです。そしてプヨ宮殿ではクムワの謀反が成功し、王妃とテソは軟禁され、ヨンポは命からがら宮殿の外へ逃れます。

クムワが王に復権した知らせは、タムル軍とケルのソソノたちのもとへ伝えられます。そして、ソソノはクムワに会いにプヨへ行くことを決めます。

一方でクムワはチュモンをプヨに呼び戻そうとします。プヨへと戻ろうとするチュモンに、ヨミウルは「チュモンはもうプヨの王子ではなく、新しい国の王だ」といさめ、クムワと袂を分かつことを勧めるのでした。そしてプヨ宮殿を訪れたチュモンは、そこでユファとイェソヤに再会を果たします。